FRB当局者、資産相場過熱を懸念-債券購入終了ならリスク

バーナンキ米連邦準備制度理事会 (FRB)議長ら連邦準備制度当局者は、記録的な低金利の影響で農業 用地からジャンク(高リスク・高利回り)債に至る資産相場が過熱して いることに強い懸念を表明している。FRBが前例のない債券購入プロ グラムを終了した場合にリスクが高まる恐れがあるからだ。

連邦公開市場委員会(FOMC)は2008年12月にフェデラルファン ド(FF)金利の誘導目標をゼロ%近辺に引き下げた後、長期金利の押 し下げを目指して債券購入の開始を決めた。以後、投資家はリスクの高 い資産を買い求めている。ジャンク債に対する熱狂はかつてないレベル に達し、1500を超える債券銘柄を基にした利回りを示すクレディ・スイ スの指数は先週、過去最低の5.9%に低下した。

債券の追加購入を通じて刺激策が強化される中、バーナンキFRB 議長やカンザスシティー連銀のジョージ総裁らは、FRBが債券購入を 終了してポートフォリオを縮小する際に突然逆回転しかねない金融のね じれに目を光らせている。

ジョージ総裁は先週の講演で、「債券や農地、高利回りおよびレバ レッジドローンといった資産価格は歴史的な高水準にある」と指摘、 「将来の金融の不均衡につながる動因を、金融政策が生み出しているか もしれないという可能性を無視してはならない」と語った。

バーナンキ議長自身もミシガン大学ジェラルド・フォード公共政策 大学院で14日に開かれた討論会で、FRBは政策の「コストとリスクに 細心の注意を払う」必要があると懸念を示した。

原題:Fed Concerned About Overheated Markets Amid Record Bond-Buying(抜粋)

--取材協力:Sridhar Natarajan、Liz Capo McCormick、Caroline Salas Gage、Mary Childs、Steve Matthews、Simon Kennedy.

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