平井ソニー社長:携帯事業、利益のけん引役になり得る

ソニーの平井一夫社長は、携帯電話 事業が同社の利益のけん引役になれるとの見方を示した。都内で17日 に、記者団の取材に答えた。

平井社長は、同社の携帯事業は伸びる余地が大きいと説明。高付加 価値なスマートフォン(多機能携帯)の品ぞろえが多い点が、利益確保 の上でソニーの強みだとの認識を示した。同社は昨年8月、リストラな どを通じて来期(2014年3月期)に携帯事業を黒字化させる方針を示し ていた。

平井社長は携帯で世界の2強である米アップルや韓国サムスン電子 などとの競争が激化する中で、ソニーは迅速な意思の決定や実行が必要 とあらためて強調。最近の円安傾向が同社に与える影響については「結 論を出すのは尚早」と述べるにとどめた。

エース経済研究所の安田秀樹アナリストは販売増で収益を伸ばすこ とは可能だが、2強に対抗するには従来型の端末に代わりスマホが浸透 した時のように「市場が変わらないと難しい」と指摘。水戸証券の若林 恵太アナリストは「業界内でプレゼンスを高めれば収益につながる。あ とは結果を出す必要がある」と述べている。

ソニーは昨年2月にスウェーデンのエリクソンとの携帯合弁を解消 し完全子会社化した。同7-9月期の販売台数は880万台。一方、米調 査会社ストラテジー・アナリティクス(ボストン)によると、同期間の サムスンの出荷は5690万台、アップルは2690万台に達している。

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