米JPモルガン、資源関連企業への融資で3年連続首位

資産規模で米最大の銀行、JPモル ガン・チェースが昨年、資源関連企業への融資額で3年連続で首位とな った。世界の資源関連業界への融資は2010年以来の低水準に落ち込ん だ。

ブルームバーグが集計したデータによると、JPモルガンの融資額 は441億ドル(約3兆9100億円)と、市場シェアで7.8%を占めた。バン ク・オブ・アメリカ(BOA)、シティグループがそれに続いた。カナ ダの銀行3行が上位10位に入り、前年の1行から増えた。欧州の銀行は 順位を下げた。

昨年はM&A(合併・買収)が10年以来の低水準に減少したため、 全体の融資額は23%減の5680億ドルとなった。ただ10-12月(第4四半 期)は、経済成長の改善に伴ってM&Aが5年ぶりの高水準に増加。ロ シア国営石油会社ロスネフチは同業のTNK-BPを550億ドルで買収 した。

JPモルガンで投資適格級企業への融資の共同責任者を務めるトー マス・カシン氏(ニューヨーク在勤)は「ここ数年間、M&Aがそれほ ど多くなかったため累積需要がある」と指摘。「米国の財政の崖や債務 上限をめぐる問題と景気全般の方向性がより明確になることで、M&A に対する自信や意欲が若干高まるだろう」と述べた。

原題:JPMorgan Tops Banks for Third Year as Loans Retreat: Commodities(抜粋)

--取材協力:Aaron Kirchfeld、Patricia Kuo、Cecile Gutscher、Doug Alexander.

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