ブラジル中銀:政策金利を7.25%に据え置き-市場の予想通り

ブラジル中央銀行は16日、政策金利 を2会合連続で過去最低水準に据え置いた。同国では成長が鈍化する中 でインフレが加速している。

ブラジル中銀の金融政策委員会は政策金利を7.25%に維持すること を決定した。ブルームバーグがエコノミスト56人を対象に行った調査で も、全員が今回の結果を予想していた。同中銀は20カ国・地域(G20) で最も急ピッチだった利下げサイクルを昨年11月に終えている。

同中銀は声明で、国内の景気回復が想定よりも「力強さに欠ける」 一方で、インフレのリスクバランスが短期的に悪化したことを認めた。 こうした問題や世界経済の「複雑な状況」が続いていることを踏まえ、 政策当局は「長期にわたって」金利を安定させることが最善の戦略だと の見解をあらためて示した。

ブラジル当局は減税を実施し、貸出金利を下げ、投資の拡大に努め ているものの、中南米で経済規模が最大の同国は2年にわたる景気減速 から立ち直るのに苦戦している。同国は成長率で主要新興国に後れを取 る一方、昨年12月のインフレ率は6カ月連続でエコノミスト予想を上回 る伸びとなり、年末時点では5.84%とブラジル中銀が目標とする4.5% を3年連続で上回った。

ING銀行の中南米担当チーフエコノミスト、グスタボ・ランゲル 氏(ロンドン在勤)は中銀決定発表前の電話インタビューで、「ブラジ ルは極めて低い成長率と非常に高いインフレ率という恐ろしい状況にあ る」と指摘した上で、「経済活動の指標は期待外れだが、利下げの余地 はない」と語っていた。

原題:Brazil Holds Rate Steady as Inflation Rises Amid Slow Growth (1)(抜粋)

--取材協力:Raymond Colitt、Daniel Grillo.

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