アコゴルフ:10ゴルフ場売却検討、150億円規模-自社株買いで

更新日時

ゴルフ場運営大手のアコーディア・ ゴルフが、国内で保有している10のゴルフ場の売却を検討していること が17日までに明らかになった。同社は自社株買いの具体的な検討に着 手、売却による調達資金は買い付けの原資に充てる方針だ。

事情に詳しい複数の関係者によれば、売却額は約150億円規模に達 する見通し。アコーディアは東京近郊や地方の複数のゴルフ場をパッケ ージにし、日本、米国、または英国の機関投資家に売却したい考えだ。

アコーディアは同業のPGMホールディングスから株式公開買い付 け(TOB)を仕掛けられており、それに対抗するため先月、今期末配 当を従来予想の1600円から5500円に増やす計画を発表した。大和証券グ ループ本社をアドバイザー(FA)に起用し、PGMのTOB価格を上 回るより高い企業価値を見出す戦略的投資家を模索している。

アコーディアの広報担当者は、ゴルフ場の売却や自社株買いの具体 的な計画についてコメントを避けた。

株価急伸

アコーディアの株価は17日午前、8万1100円前後で推移していた が、この報道が伝わった直後に始まった午後の取引では一時前日比3000 円(3.7%)高の8万3800円まで急伸した。結局、終値は300円 (0.4%)高の81100円となり、2010年9月以来の高値となった。

PGMは11月、アコーディア株を最大50.1%(420億円相当)、1 株81000円で買付けると発表しており、買付け期間の最終日は17日とな っている。PGMのFAはバークレイズ証券。これに対してアコーディ アは12月PGMの敵対的買収提案に反対する考えを表明。同社の「収益 力は公開買い付け者のそれよりもはるかに優れており、買付価格は当社 の事業価値に照らして不十分である」など指摘している。

オルタナティブ投資

関係者によれば、アコーディアはゴルフ場の売却先として、長期で のオルタナティブ投資を模索している年金基金、日米英の資産運用会社 や信託銀行、生損保を想定しているとみられる。売却後もコースの運営 などは同社が行う計画だ。

アコーディアは、PGMに対抗するため米ゴールドマン・サックス やオリックスなど、プライベートエクイティー業務を手掛ける複数の企 業や投資ファンドと接触し、アコーディア側に立って新たなTOBを仕 掛けるなどホワイトナイト(友好的買収者)の役割を担うよう打診して いることも先月までに明らかになっている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE