ボーイング787の相次ぐトラブル、米が日本に調査官を派遣

米当局から安全性について既に特別 調査を受けている米ボーイングの最新鋭旅客機「787」(ドリームラ イナー)が新たな調査に直面している。全日本空輸の同型機が緊急着陸 したのを受け、同社と日本航空は少なくとも2日間、世界のドリームラ イナーのほぼ半分の運航中止を決めた。

全日空と日航は保有する24機の運航を17日まで停止した。一方で米 ユナイテッド航空などはB787の運航を継続している。

B787は今月7日に日航機が米ボストンでリチウムイオン電池パ ックから出火して米当局の調査を受けているほか、ここ数週間に燃料漏 れや電気系統の不具合、操縦室の窓ガラスのひびなどのトラブルが報告 されている。監督当局は同機の運航停止命令を出してはいない。

コンサルティング会社R.W.マンのロバート・マン社長は「米運 輸安全委員会(NTSB)がバッテリー問題の原因をいかに迅速に究明 できるか、運航会社がいかに素早く検査できるかが今の課題だ」と述 べ、「これはボーイングにとって良くないことだと言うのは控えめな表 現だ」と付け加えた。

16日の米株式市場でボーイング株は前日比3.4%安の74.34ドルで取 引を終えた。昨年6月1日以来の大幅安となった。

NTSBのナンテル報道官は16日、全日空機のトラブルを受けた調 査を支援するため、同委の調査官を日本に派遣することを明らかにし た。米連邦航空局(FAA)とボーイングも担当者を送る。

原題:Boeing 787 Suffers New Setback as Japan Carriers Ground Jets (3)(抜粋)

--取材協力:Jasmine Wang、Alan Levin、Kyunghee Park、Karthikeyan Sundaram、Yusuke Miyazawa、松田潔社、向井安奈、David Fickling、Robert Wall、Mary Jane Credeur.

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