1月16日の欧州マーケットサマリー:ドイツ債が上昇、入札順調

欧州の為替・株式・債券・商品相 場は次の通り。(表はロンドン午後6時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.3280   1.3306
ドル/円             88.46    88.79
ユーロ/円          117.48   118.14


株              終値   前営業日比 変化率
ダウ欧州株600  286.03     +.06      +.0%
英FT100     6,103.98   -13.33     -.2%
独DAX      7,691.13   +15.22     +.2%
仏CAC40    3,708.49   +11.14     +.3%


債券          直近利回り 前営業日比
独国債2年物      .13%        -.01
独国債10年物     1.57%       +.06
英国債10年物     2.00%       -.03


商品                  直近値   前営業日比 変化率
金   現物午後値決め  1,676.25    -4.25     -.25%
原油 北海ブレント        109.70      +.07     +.06%

◎欧州株:下げ消す、米指標と好決算で-TUI高い

16日の欧州株式相場は前日からほぼ変わらず。昨年12月の米鉱工業 生産指数の上昇や利益が予想を上回ったゴールドマン・サックス・グル ープの決算を背景に、ストックス欧州600指数は一時の下げを消した。

英旅行会社のTUIトラベルは3.9%高。ドイツの筆頭株主から買 収打診を受けたことが買い材料。英鉱山会社アングロ・アメリカン は3.1%下げた。南アフリカ共和国政府は同社からプラチナ採掘権を取 り上げるべきだとアフリカ民族会議(ANC)が呼び掛けたことが手掛 かり。仏銀ソシエテ・ジェネラルは2.8%安。CAシェブルーが投資判 断を引き下げた。

ストックス欧州600指数は前日比0.1%未満上昇の286.03で終了。一 時は0.4%下げた。ブルームバーグがまとめたデータによれば、この日 の指数構成銘柄の売買高は30日平均を20%上回った。

HSBCプライベート・バンクのチーフ市場ストラテジスト、セバ スチャン・パリホルビッツ氏はブルームバーグテレビジョンに対し、 「状況は改善し、昨年に比べれば世界は明るくなったようだ」と指摘。 「資金が株式に向かって回っていくと確信している。将来的にみて非常 に買い得であるようだし、リスクが高めの資産に投資を向かわせるよう 勧めているのもそのためだ」と付け加えた。

原題:Europe Stocks Are Little Changed; TUI Travel Gains, SocGen Falls(抜粋)

◎欧州債:独10年債は3日続伸、入札順調で-ポルトガル債高い

16日の欧州債市場ではドイツ10年債が3日続伸した。40億 ユーロ相当の新発10年債の入札で、需要が前回入札時よりも高か ったことが手掛かり。

ドイツ2年債は1週間ぶりに上昇。同国政府が今年の経済成長 率見通しを下方修正したことを受け、域内で最も安全とされる同国 債の魅力が増した。スペイン国債は下落。ルクセンブルクのユンケ ル首相は、ユーロ高が欧州経済を脅威にさらしていると発言した。 証券入札で借り入れコストが低下したポルトガルの2年債は大幅高 となった。

KBCバンクの債券ストラテジスト、マティアス・ファンデル ユフト氏は「応札額が昨年の平均を上回り、入札での発行額は良い 水準だった」と述べ、「ドイツ国債は利回りが最近上昇していたの で、妙味が比較的増していた」と付け加えた。

ロンドン時間午後4時27分現在、既発のドイツ10年債利回 りは前日比1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の

1.5%。11日には1.61%に達し、昨年末の1.32%をかなり上回 っていた。同国債(表面利率1.5%、2022年9月償還)の価格は この日、0.07上げ100.025。2年債利回りは1bp低下の

0.13%。前日までの4営業日で8bp上昇した。

この日行われた2023年2月償還債(表面利率1.5%)の入札 で、応札倍率は1.7倍となった。昨年11月21日の前回入札時は

1.51倍。平均落札利回りは1.56%、前回は1.40%だった。

ポルトガル2年債利回りは前日比13bp低下の3.54%。同国 政府は今年初めての証券入札で3、12、18カ月物を計25億ユー ロ発行した。落札利回りは前回入札時を下回った。

原題:German Bunds Rise Third Day After Debt Sale; Portugal Notes Gain(抜粋)

◎英国債:4日続伸、世銀が成長見通し修正-インフレ連動債高い

英国債相場は16日にかけて4営業日続伸し、昨年9月以降で 最長の上げとなった。世界銀行が今年の世界成長見通しを下方修正 したことを背景に、安全を求める動きが強まった。

インフレ連動債の発行を17日に控え、10年物インフレ連動債 利回りは一時、過去最低を付けた。

世銀は15日、今年の世界経済の成長率は2.4%との見通しを 示した。6月時点の予想の3%から引き下げた。12年の成長率は

2.3%だった。

通常の10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp =0.01%)低下の2%。一時は1.98%と、3日以来の低水準を付 けた。同国債(表面利率1.75%、2022年9月償還)価格はこの 日、0.21上げ97.83。

10年物インフレ連動債の利回りは6bp下げマイナス1.07%。 ブルームバーグがデータ集計を開始した1992年以来の最低となる マイナス1.08%まで下げる場面もあった。

原題:Pound Declines as Gilts Advance on World Bank Growth Downgrade(抜粋)

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