グローバル・ストックマーケット・サマリー【アジア・太平洋編】

アジア・オセアニア各株式市場の動 きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式相場は下落。ハンセン指数が続落した。中国の温家宝首相 が中国本土に不動産税を設けるべきだとの認識を示したことを受け、不 動産株を中心に値下がりした。

中国建設省傘下の不動産開発会社、中国海外発展(688 HK) は0.8%安。同業のハンルン・プロパティーズ(恒隆地産、101 HK)も 安い。中国銀行(3988 HK)など銀行株も下落した。

一方、中国のインターネット企業、テンセント・ホールディングス (騰訊、700 HK)は2カ月ぶり高値に上昇。同社の株式投資判断をゴー ルドマン・サックス・グループが「買い」に据え置いたことが好感され た。上場初日の不動産開発会社、金輪天地(1232 HK)は21%高で引け た。

ハンセン指数は前日比24.52ポイント(0.1%)安の23356.99で終 了。ハンセン中国企業株(H株)指数は同0.8%安の11907.52。

AMPキャピタル・インベスターズの資産配分責任者ネーダー・ナ イエミ氏(シドニー在勤)は「中国が不動産価格の大幅上昇に非常に敏 感になりつつある。健全な展開ではないからだ」と指摘。不動産抑制措 置が講じられるだろうと予想した。

【中国株式市況】

中国株式相場は反落。下げの中心は不動産株。バリュエーション (株価評価)が7カ月ぶり高水準となったことを受け、ここ6週間の株 価上昇は行き過ぎとの懸念が浮上した。

保利房地産集団(600048 CH)や金地(集団、600383 CH)が安い。 政府が全国規模の不動産税を導入するとの懸念が背景。酒造会社の貴州 茅臺酒(600519 CH)は2.3%安。同社は値下げした小売店を処罰する方 針を撤回した。中国の上場証券最大手、中信証券(CITIC証 券、600030 CH)や海通証券(600837 CH)も下落した。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の双方に連動して いる上海総合指数は、前日比16.18ポイント(0.7%)安の2309.50で終 了。ブルームバーグがまとめたデータによれば、15日の同指数の株価収 益率(PER)は12.8倍と、昨年5月以来の高水準だった。経済成長が 上向きつつあるとの観測を背景に、同指数は昨年12月3日に付けたほぼ 4年ぶり安値から18%上昇している。上海、深圳両証取のA株に連動し ているCSI300指数は同0.7%安の2577.09。

宏源證券の唐永剛アナリスト(北京在勤)は「大きなマイナス材料 はなく、一部で利益確定の売りが出ただけだ」と指摘。「既に長期の下 降トレンドは抜け出しており、今日の下落は単に一時的なものだ」と述 べた。

【インド株式市況】

インド株式相場は約1カ月ぶりの大幅安となった。インド準備銀行 (中央銀行)がインフレ懸念を理由に、金融政策を緩和する余地が縮ま ったとの見解を示したことが手掛かり。

ボンベイ証券取引所(BSE)のセンセックス30種指数は前日 比169.19ポイント(0.9%)安の19817.63で終了。先月21日以降で最大 の値下がりとなった。自動車メーカーのタタ・モーターズは3.5%安。 ジャガーランドローバー部門の販売台数が予想を下回ったことが売り材 料。ICICI銀行を中心に銀行株が売られた。

インド中銀のスバラオ総裁は15日遅くの講演で、中銀の刺激策の余 地が限定的なことは「大きな懸念だ」と発言。12月のインフレ率は3年 ぶり低水準の7.18%となり「ピークから下がったが、依然として極めて 高い」と指摘した。次回の金融政策決定会合は29日に開催される。

【オーストラリア株式市況】

ASX200指数は前日比21.89ポイント(0.5%)高の4738.44。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前日比6.29ポイント(0.3%)安の1977.45。

【台湾株式市況】

加権指数は前日比64.59ポイント(0.8%)安の7700.43。

【シンガポール株式市況】

ST指数は前日比12.43ポイント(0.4%)高の3208.50。

【マレーシア株式市況】

FTSEブルサ・マレーシアKLCI指数は前日比2.94ポイント (0.2%)安の1682.95。

【タイ株式市況】

SET指数は前日比6.72ポイント(0.5%)安の1416.14。

【インドネシア株式市況】

ジャカルタ総合指数は前日比10.14ポイント(0.2%)高 の4410.96。

【フィリピン株式市況】

フィリピン総合指数は前日比40.15ポイント(0.7%)安 の6047.52。

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