中国の大気汚染への取り組み説明、国民に忍耐求める-李副首相

中国の次の首相となることが確実な 李克強副首相は、国内の大気汚染の軽減に取り組んでいるとして、国民 に忍耐を求めた。

李副首相は15日の国営ラジオで、「環境を損ねるという代価を払い ながら生産や建設、消費はできない」と言明。「1日や2日でなく、長 期間の積み重ねで今の状況が生じた。問題解決にも長い過程が必要にな る」と述べた。

北京市では健康被害リスクの大きいPM2.5(直径2.5マイクロメー トル以下の微粒子状物質)濃度が、当局の調査で12日に一時、1立方メ ートル当たり993マイクログラムに達した。世界保健機関(WHO)が ガイドラインとしている数値は25マイクログラム以下。

工場閉鎖や公用車規制など大気汚染物質の排出抑制策を強化したこ とで、15日の北京市内の大気の状況は改善した。スモッグを市北部の山 間部に滞留させていた風の流れが変わったことも影響した。

北京市当局のウェブサイトによると、16日午前10時(日本時間同11 時)の天安門広場付近のPM2.5濃度は108マイクログラム。

李副首相は15日、中国は環境関連法の執行を強化し、旧式の生産設 備を撤去する必要があると述べた。

原題:Li Keqiang Calls for Patience on China Efforts to Curb Smog (1)(抜粋)

--取材協力:Daryl Loo、Feiwen Rong.

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