米ゴールドマン、鉄鉱石の価格見通しを引き上げ

米ゴールドマン・サックス・グルー プは16日、鉄鋼原料である鉄鉱石の「例外的な価格」がもう1年間続 き、その後、供給が需要を上回り始めるとの見通しを示し、鉄鉱石の価 格予想を引き上げた。

ゴールドマンは電子メールで送付したリポートで、今年の鉄鉱石価 格見通しを1ドライトン当たり平均144ドルと従来予想の140ドルから引 き上げた。2014年の平均は126ドル、15年は90ドル、16年には80ドルに 下落するとみている。

世界最大の輸入国である中国の経済成長が7四半期連続の鈍化から 回復しつつあるとの楽観的な見方から、鉄鉱石価格は3年ぶりの安値を 付けた昨年9月以降76%上昇している。ドイツ銀行も8日、鉄鉱石価格 が1-6月(上期)に170ドルに上昇し、その後120ドルに下落するとの 見通しを示している。

ゴールドマンはリポートで「市場は長期にわたる大幅な供給過剰に 向かっているが、われわれの見方ではそれはなお2年先だ」と指摘。「 在庫補充の局面が続いて供給が逼迫(ひっぱく)し始め、市場心理がさ らに強含んでいる」ため、鉄鉱石生産会社はあと1年間、例外的な価格 と利ざやが見込めるだろうとしている。

原題:Goldman Boosts Iron Ore Forecast as ‘Oversupply’ Two Years Away(抜粋)

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