フィラデルフィア連銀総裁:刺激策は家計の修復努力妨げる恐れ

フィラデルフィア連銀のプロッサー 総裁は米金融当局による景気刺激策は景気押し上げに失敗する恐れがあ るだけでなく、消費者による家計の修復努力も損ねる恐れがあると指摘 した。

プロッサー総裁は15日、ニューヨーク州ロチェスターで講演。事前 に配布された原稿によると、同総裁は「実質金利を一段のマイナスにす る試み、あるいは異例の低金利を長期間継続する姿勢の表明は、総需要 や消費の刺激にはならず、家計部門によるバランスシート修復の取り組 みを妨げている可能性がある」と指摘した。

同総裁は低金利は消費者の貯蓄意欲を「いっそう」促し、「大型財 政赤字」は今後の増税を示唆することから、なおさら貯蓄を後押しする ことになると指摘した。

さらに「消費者と家計にとって安心できる水準へと家計のバランス シートが回復するまでは消費は低迷するだろう」と指摘。「回復にはあ る程度時間がかかる可能性が高く、景気刺激策を拡大する試みは回復過 程のスピードを速めることにはならず、むしろ長引かせる恐れがある」 と続けた。

プロッサー総裁の講演は今月11日のニュージャージー州での講演と 同様の内容だった。

原題:Plosser Says Fed Stimulus May Hurt Consumers Repairing Finances(抜粋)

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