ミネアポリス連銀総裁:失業率の基準引き下げで追加刺激を

米ミネアポリス連銀のコチャラコタ 総裁は雇用拡大に向け、金融当局が一段の措置を講じるべきだと主張。 政策金利引き上げの条件である失業率の基準を現行から引き下げ、その 達成を目指すことで追加刺激が可能になるとの認識を示した。

総裁は15日、ミネソタ州ゴールデンバレーで講演。事前原稿によれ ば、金融当局は失業率の基準を現在の6.5%から5.5%に引き下げること で「必要とされる刺激をさらに与えることができる」と述べた。また現 行政策の下では向こう2年間、経済成長ペースは引き続き「緩やか」で インフレ率は当局が目標とする2%を下回る一方、失業率は7%超で推 移すると予想した。

コチャラコタ総裁は「連邦公開市場委員会(FOMC)は、一層緩 和的な金融政策の導入で雇用改善への圧力を高めれば、より低い水準に ある長期的な自然失業率への回帰を早めることができる」とし、「失業 率とインフレ率に関する私の見通しは、いずれも追加緩和の必要性を示 している」と続けた。

国内総生産(GDP)については、今年は約2.5%増、2014年は 3%増と予想。個人消費支出(PCE)価格指数でみたインフレ率は今 年が1.6%、来年は1.9%と、共に当局が目指す2%を下回るとの見通し を示した。

緩和強化とインフレ

総裁は、過去の例から見れば緩和を強化しても「過度のインフレ」 を引き起こす要因にはならないと示唆されると指摘。過去15年間に失業 率は5%未満に低下したが、物価上昇率の「中期」見通しは2.25%を超 えていないと続けた。

講演後は記者団に対し、インフレ率が2.5%を超えれば「懸念の 種」になるものの、失業率の基準を5.5%に下げてもインフレ期待を押 し上げる要因にはならないと語った。

原題:Kocherlakota Says Fed Should Do More to Attack Unemployment (1)(抜粋)

--取材協力:Aki Ito.

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