今日の国内市況(1月15日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株4連騰、日銀緩和期待強い-日経平均は一時1万900円台乗せ

東京株式相場は4日続伸。安倍晋三首相が金融緩和の強化に積極的 な人材を日本銀行総裁に起用するとの見方から、銀行や不動産など金利 敏感業種、機械など輸出関連株の一角が上げた。海運株は、東証1部33 業種の上昇率トップ。

TOPIXの終値は前週末比7.53ポイント(0.8%)高の906.22、 日経平均株価は77円51銭(0.7%)高の1万879円8銭。日経平均はおよ そ2年9カ月ぶりに1万900円台を回復する場面があった。

アムンディ・ジャパンの吉野晶雄チーフエコノミストは、「補正予 算までの安倍首相の政策スピード感は海外投資家にとってサプライズ」 と指摘。「強いリーダーシップによる政策継続性への期待から、投資家 は安心して株の買い持ちができる」と話していた。

●債券は上昇、日銀緩和観測が強まり買い優勢-長期金利は0.8%割れ

債券相場は上昇。長期金利は約2週間ぶりに0.8%割れとなった。 日本銀行による追加緩和観測が強まっており、買い優勢の展開が続い た。

RBS証券の福永顕人チーフ債券ストラテジストは、来週21、22日 の日銀金融政策決定会合に向けて緩和観測が強まっているとし、「短い ゾーンから長い年限にも買いが波及している」と説明した。「付利(金 融機関の超過準備に付与する利息)が撤廃されなくても追加的に短中期 債の買い入れを増やせば、一段と金利が低下する」とも語った。

東京先物市場で中心限月の3月物は3営業日続伸。前週末比8銭高 の143円83銭で始まり、その後はじり高推移となり、39銭高の144円14銭 と、日中取引ベースで昨年12月21日以来の高値を記録。結局は同水準で 高値引けした。

●円対ドルで10年6月以来の安値付近から反発、甘利発言で88円台後半

東京外国為替市場では、円が対ドルで前日に付けた2010年6月以来 の安値付近から反発。甘利明経済再生相が過度な円安の弊害に言及した ことを受け、円の買い戻しが活発化した。取引の前半は日本銀行の金融 緩和強化期待や日銀総裁人事をめぐる思惑を背景に円売り優勢の流れと なっていた。

ドル・円相場は1ドル=89円48銭前後で東京市場を迎えると、午 前10時すぎには89円63銭と、14日に付けた10年6月25日以来のドル高・ 円安水準(89円67銭)に接近。その後、甘利再生相の発言が伝わると円 買いが強まり、正午すぎには一時10日以来の水準となる88円63銭まで円 高が進んだ。午後の取引でも欧州市場に向けて再び円買いが強まる展開 となった。

一方、安倍晋三首相はこの日、有識者らと金融政策について意見交 換したが、4月に任期を迎える日銀の白川方明総裁の後任人事について 具体的な話はなかった。

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