金相場は今年がピークか-上昇継続と終了で見通し分かれる

金相場予想で最も的確な見通しを示 しているデンマークのダンスケ銀行とスイスのクレディ・スイス・グル ープは、金相場が今年ピークに達する可能性が高いと予想している。一 方、相場予想で3位のイタリアのウニクレディトは、12年に及ぶ強気相 場が終了することはないとみている。

ブルームバーグが集計したデータによると、過去8四半期の金相場 予想で最も的確な見通しを示したダンスケ銀行のクリステン・トゥグセ ン氏は、金相場の今年の平均が1オンス当たり1720ドル、来年は1600ド ルと予想。クレディ・スイスのトム・ケンダル氏(ロンドン在勤)は今 年が1740ドル、来年は1720ドル、ウニクレディトのヨーヘン・ヒッツフ ェルト氏(ミュンヘン在勤)は今年が1700ドル、来年が1800ドルになる とみている。金は強気相場が始まった2001年以降、6倍以上に上昇して いる。

中央銀行による景気刺激策がインフレと通貨価値下落に対するヘッ ジ手段としての金の買いを下支えするとの見方から、3人とも今年の金 相場の平均は過去最高水準に達すると予想している。ダンスケ銀とクレ ディ・スイスは、経済成長により資産保護手段としての金需要が抑制さ れるとみて、来年には相場が下落すると見込んでいる。一方、ウニクレ ディトは金利が過去最低水準にあるため金の魅力が持続すると予測して いる。

ナショナル・セキュリティーズの市場担当チーフストラテジスト、 ドナルド・セルキン氏(ニューヨーク在勤)は「金相場が上昇を続ける のは間違いないだろうが、高揚感は弱まっている」と指摘。「これまで のパフォーマンスは素晴らしいが、今年は一服感が出そうだ」と述べ た。

原題:Gold Forecasters Splitting on Peak for Bull Market: Commodities(抜粋)

--取材協力:Wei Lu.

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