シャープ株3週間ぶり下落率、アップル向けパネル減産報道で

シャープ株が3週間ぶりの下落率を 記録。米アップル向け液晶パネルの減産に入った、との14日付の日本経 済新聞朝刊の報道が手掛かり。アップルに部品を供給している銘柄の一 部も売られた。

株価は小幅高で寄り付いたものの、一時は前営業日比7.0%安まで 売られた。日中下落率としては、昨年12月25日の8.5%以来の大きさ。 午前終値は同8円(2.4%)安の322円で、売買代金は国内株で2位。報 道を受け14日の米株式市場では、アップルの株価が11カ月ぶりの安値を 付けていた

日経は、アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォー ン)5」向け専用の亀山第1工場(三重県亀山市)の1-2月の生産量 が、ほぼフル稼働だった昨年10-12月に比べ約4割減少すると伝えた。 関連してアップルが、1-3月の同端末向けパネルの発注を半分程度に 減らすことを、シャープなどに通告したもようだと報じた。

水戸証券の若林恵太アナリストは、株価下落は日経報道の影響だと しながらも、アイフォーン5の売れ行きが厳しいことは既に指摘されて いたとして「報道に目新しさはなく、それほど大きく下げてはいない」 と述べた。UBSのアナリスト、スティーブン・ミルノビッチ氏らによ ると、減産は昨年12月から広く指摘されていた。

シャープ以外のアップル関連株も下落。村田製作所が同2.5%安、 TDKは同4.1%安まで売られた。

--取材協力:Mariko Yasu. Editors: 駅義則, 上野英治郎

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