富士重:今年世界販売75万台計画、過去最高-米など海外拡大

富士重工業は2013年の世界販売を前 年比6.1%増の75万台とする計画を発表した。2年連続の拡大で、過去 最高を目指す。エコカー補助金が終了した国内はマイナスとなるもの の、主力市場の米国の好調など海外販売の拡大が寄与する見通し。

今年の世界販売のうち、国内は同8.8%減の16.2万台、米国が 同8.5%増の36.5万台、中国は同33.5%増の5.8万台を計画している。ま た、今年の世界生産は同1.6%減の74.1万台で、このうち国内が横ばい の56.9万台、北米で前年の増産により在庫の充足が進んでいるため、海 外は同6.9%減の17.2万台の見通し。

吉永泰之社長は都内で会見し、今年はすべての市場で新型車XVが 年間を通じて販売に寄与すると指摘。また、新型「フォレスター」の本 格導入の年でもあると述べた。米国ですべてのディーラーにフォレスタ ーが行きわたるのは春ごろになるという。また、米国では既存の生産ラ インを活用して能力を増強したいと述べたほか、16年をめどに米国で新 車種の生産を開始したいと語った。

円安方向に推移している為替相場について、吉永社長は「業績面で は追い風」と指摘し、「こういう水準で落ち着くのか、どこまで円安に 振れるのか注視している」と話した。対ドル1円の為替変動は富士重の 営業利益に65億円の影響を与える。円相場は対ドルで、昨秋の70円台後 半から円安となり、最近は88-89円前後で推移している。

富士重は今期(13年3月期)業績で、売上高が前期比21%増の1 兆8400億円、営業利益が同87%増の820億円、純利益が同74%増の670億 円と予想している。為替前提は、1ドル=79円、1ユーロ=102円。

富士重の15日の株価は一時、前週末比2.8%高の1208円と、ブルー ムバーグ・データで確認可能な1974年9月11日以降で最高値となった。 終値は同0.8%高の1184円。

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