元UBS山下氏のファンドがヘッジファンドで運用開始、収益10%目標

シンガポールを拠点にヘッジファン ドに投資するファンドオブヘッジファンズのSRFグループは、昨年12 月に運用を開始した。収益は年率10%以上を目指し、運用額は2月まで に5000万ドル(約44億円)、今後3年間で100億円を見込む。

設立者であるUBS証券出身の山下治CEO(最高経営責任 者、45)らが15日明らかにした。運用責任者であるシニアポートフォリ オマネージャーは、損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント(旧ゼ スト・アセットマネジメント)で、2009年から12年まで日本に特化した ファンドオブヘッジファンズを運用していた山崎季一氏(33)が務め る。

運用対象は、アジアを拠点として設立してから日が浅いヘッジファ ンドのうち、目標収益が年率10%以上の10-15本。設立間もないファン ドを投資対象とする理由について、山下氏は「一番果実が採れる」と説 明した。そうしたファンドは優秀な運用者が関わっていたとしても、過 去の実績を重視する機関投資家や年金基金は投資を控えており、SRF にとっては格好の運用対象だという。

SRFは目標年間収益率10%以上に対して、1カ月間の暫定運用収 益は1.5%となった。1月時点ではアジアの富裕層から集めた3500万ド ルを、9ファンドで運用しており、そのうち8ファンドは日本に特化し ている。山崎氏によると、3月までは日本特化のファンドをオーバーウ エイトし、それ以降は相場環境を見ながら、日本以外の地域にも投資す るファンドにシフトし、グローバルな分散運用を目指す。

山下氏は10年まで、UBS証券で証券貸し出しや資産担保融資など のサービスをヘッジファンドに提供するプライム・ブローカー部門でエ グゼクティブ・ディレクターなどを務めた。

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