北米石油業界、鉄道への投資急増-シェールオイル輸送拡大へ

北米のエネルギー会社が鉄道ターミ ナルへの投資を増やし始めた。鉄道会社による投資を上回る勢いを見せ ている。

プレーンズ・オール・アメリカン・パイプラインなど石油・天然ガ スパイプラインの運営会社が過去3カ月間に発表した鉄道ターミナルプ ロジェクトへの投資計画は総額約10億ドル(約890億円)に上ってい る。内陸部の産地から沿岸部の製油所への原油輸送を増やすためだ。資 産家で著名投資家のウォーレン・バフェット氏が保有する米鉄道大手バ ーリントン・ノーザン・サンタフェの昨年のターミナルへの投資額は4 億ドルとなっている。

カナダのアルバータ州のオイルサンドのほか、米ノースダコタ州の バッケン地区、テキサス州イーグルフォード地区などのシェール(頁 岩)層の生産急増がパイプラインの輸送能力を上回っている。このた め、これまで鉄道輸送能力をリースしていたエネルギー会社が資産を購 入し始めている。米デボン・エナジーやカナダのアービング・オイルな どの石油生産会社や精製会社は、国内産原油を製油所に輸送するため鉄 道の利用をさらに増やす方針だ。

米チューダー・ピッカリング・ホルトのアナリスト、ブラッドリ ー・オルセン氏は「フィラデルフィアのある製油所がナイジェリア産原 油を110ドルで調達している場合、バッケン層の原油が割安ならナイジ ェリア産と入れ替えるだろう。109.99ドルまでなら支払うはずだ」と語 る。

米国内産原油は輸入原油より20%以上割安となっているため、利益 につながる可能性は明白だ。沿岸部の製油所が調達する原油価格は北海 ブレント原油に連動している。ブレント原油先物の2012年10-12月(第 4四半期)の相場平均が1バレル当たり110.13ドルだったのに対し、ニ ューヨーク商業取引所(NYMEX)で取引されるWTI(ウェスト・ テキサス・インターミディエート)原油は88.23ドルだった。

原題:Oil Industry Beats Buffett in Railroad Investments Surge: Energy(抜粋)

--取材協力:Edward Welsch、Noah Buhayar.

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