FRB議長が設けた免責条項-米成長加速に備え逃げ口

バーナンキ米連邦準備制度理事会 (FRB)議長は最終的に米経済の勢いが増してきた場合に備えて、直 近の刺激策において自ら免責条項を設けていた。

FRB議長は期限を区切らない量的緩和第3弾(QE3)を打ち出 し、必要に応じてそのペースを調整する可能性があることを示唆した。 昨年12月の連邦公開市場委員会(FOMC)では、住宅ローン担保証券 (MBS)400億ドル(約3兆5800億円)相当に加え、「当初」月450億 ドル相当の米国債を市場から買い入れると表明した。

バークレイズの米国担当チーフエコノミスト、ディーン・マキ氏に よれば、この戦略は国内総生産(GDP)が予想より堅調なペースで拡 大した場合に国債購入を鈍化させる余地を当局に与える。先月発表され たFOMC予測の中心傾向によれば、2013年の米経済は2-3.2%成長 となる見込み。ブルームバーグがアナリスト57人を対象に今月4-9日 実施した調査の予想中央値(2.2%成長)よりすでに楽観的だ。

元FRBエコノミストでもあるマキ氏は電話インタビューで、 FRBは「自らを箱の中に封じ込めることを望んでいない」と指摘した 上で、「金融市場が改善し、経済成長加速につながる状況になるかもし れず、当局は政策を変えないと約束したくない」と語った。

原題:Fed’s Little-Noticed Escape Clause Allows for Robust U.S. Growth(抜粋)

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