シカゴ連銀総裁:米議会が歳出抑える一方でFRBの支援必要

シカゴ連銀のエバンス総裁は14日、 米国の財政赤字縮小に向け議会が歳出を抑える一方、連邦準備制度理事 会(FRB)は景気を支えるため緩和的な政策を維持する必要があると の認識を示した。

同総裁は香港で講演し、政府は「将来の歳入と将来の歳出とのバラ ンスを取るとの展望をゆっくりだが確実に実行する政策」をすべきだと した上で、「こうしたシナリオの下では、金融政策にはなすべき重要な 貢献がある」と語った。アジア金融フォーラムでの同総裁の発言内容は 事前に用意されたテキストに基づく。

エバンス総裁はまた、「過度の緊縮策の早過ぎる実施は短中期的な 成長にひどく打撃を与える恐れがある」とも述べ、脆弱(ぜいじゃく) な経済環境下での突然の歳出削減と増税に対する警告を発した。米与野 党は今月、減税失効と強制的な歳出削減が重なる「財政の崖」を回避す る財政合意をまとめた。

講演後に質問に応じた同総裁は、政策金利が2015年まで低水準にと どまると見込んでいると述べた。米国で20万人の雇用創出が数カ月にわ たり続けば、労働市場の見通しが「大幅に改善」されるまで継続すると していた資産購入プログラムを終了する指標になる可能性があるとの見 方を示し、そうした規模の雇用創出継続は「大幅な改善に相当するもの だろう」と話した。

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