JPモルガン、CEOの責任問う「鯨」リポート公表か-関係者

米銀JPモルガン・チェースは今 週、62億ドル(約5540億円)超の損失を出した「ロンドンの鯨」事件に 関し、問題を起こした部門へのジェイミー・ダイモン最高経営責任者 (CEO)の監督不行き届きを指摘する報告を公表する可能性がある。 事情に詳しい関係者2人が明らかにした。

昨年7月に公表された暫定報告に基づく最終報告は、ダイモン CEO(56)や最高財務責任者(CFO)だったダグラス・ブラウンシ ュタイン氏(51)、チーフ・インベストメント・オフィス(CIO)部 門責任者だったアイナ・ドルー氏など経営幹部について、流動性の低い 信用デリバティブ(金融派生商品)ポジションを積み上げた英部門のト レーダーに対する監視が不十分だったとして批判的な内容だという。

関係者が匿名を条件に述べたところによると、報告は未完成で、15 日の取締役会に提出される。その会議で取締役らは、16日の決算発表と ともに報告を公表するかどうかを採決するという。

JPモルガンの広報担当ジョゼフ・エバンジェリスティ氏は同行ま たは取締役を代弁してコメントすることを控えた。

関係者の1人によれば、英当局は欧州のプライバシー保護法に抵触 しないことが確認されるまで報告の公表を控えるよう求めた。報告は損 失に関する幹部の役割に触れているという。

ポジションの大きさからロンドンの鯨の異名を取ったブルーノ・イ クシル氏の信用デリバティブポジションが巨額損失をもたらした。JP モルガンは昨年7月の報告で、ロンドンのトレーダーらが損失規模を隠 すため、故意にポジションの評価額を曲げた可能性を指摘していた。

原題:JPMorgan Said to Weigh Disclosing Whale Report Faulting Dimon(抜粋)

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