【個別銘柄】Fリテイリや三菱電高い、シャープ急伸、ケンココム買い

きょうの日本株市場で、株価変動材 料があった銘柄の終値は以下の通り。

ファーストリテイリング(9983):前日比4.8%高の2万3640円。 Fリテイリだけで日経平均株価を43円押し上げた。2013年8月期の連結 純利益予想を従来の845億円から870億円に上方修正した。前期比で は21%増。昨年11月以降に気温が低く推移し、国内ユニクロ事業が好調 なほか、海外ユニクロも大幅な伸びを維持していることが要因。ブルー ムバーグがまとめたアナリスト20人の事前予想平均は839億円だった。

三菱電機(6503):3.1%高の770円。メリルリンチ日本証券が目標 株価を790円から860円に引き上げた。投資判断は「買い」を継続。平川 幹夫アナリストらは10日付リポートで、業績予想を減額したものの、重 電事業の持続的な拡大と産業メカトロニクス(FA・自動車)回復によ る来期以降の利益拡大シナリオは不変、と記述した。

トヨタ自動車(7203):1.3%高の4260円。メリルリンチ日本証券 が投資判断を「中立」から「買い」に、目標株価を3600円から4700 円 に引き上げた。中西孝樹アナリストは、設備投資や固定費の抑制措置を 取る公算が大きく、営業利益率7%の達成・維持の可能性は高まる見込 み、と10日付英文リポートに記述。13年3月期の営業利益予想を1 兆1800億円から1兆2200億円(会社計画1兆500億円)、来期を1 兆2600億円から1兆4500億円にそれぞれ増額した。

シャープ(6753):13%高の330円。10-12月期の営業損益が当初 計画の赤字から、5四半期ぶりに黒字転換したことが分かった、と11日 付の毎日新聞朝刊が報じた。黒字幅200億円程度という。また、みずほ コーポレート銀行と三菱東京UFJ銀行はことし9月にシャープに対 し、最大2000億円を追加融資する方向で検討に入ったと同日付の朝日新 聞朝刊が伝えた。

ダイキン工業(6367):3.7%高の3110円。メリルリンチ日本証券 が目標株価を3100円から3500円に引き上げた。投資判断は「買い」を継 続。水野英之アナリストは、北米や中国が収益拡大のけん引役になる、 と10日付レポートに記述した。14年3月期以降、グッドマン社買収で北 米事業が新たな収益ドライバーに加わるほか、中国はインフラ投資の拡 大や販促策により売り上げ成長が続く、との見方を示した。

キッコーマン(2801):2.7%高の1319円。JPモルガン証券は10 日付で、目標株価を1300円から1425円に引き上げた。投資判断は「オー バーウエート」を継続。角田律子アナリストはメモで、業績好調に加 え、足元の円安効果は来期業績に新たな増益要因になると指摘した。中 期計画の利益目標は1年前倒しで達成される見通し、と記述している。

ケンコーコム(3325):ストップ高となる4万円(27%)高の19万 円。医薬品・健康食品ネット販売のケンコーコムとウェルネットが大衆 薬をネットで販売できる権利の確認を求めた訴訟の上告審で最高裁判所 は11日、ネット販売権を認めた二審判決を支持し、国の上告を棄却し た。国の敗訴が確定した。

ガリバーインターナショナル(7599):9%高の3565円。12年3 -11月期の連結営業利益は前年同期比42%減の33億1900万円だった、 と10日に発表。同年9月まで実施のエコカー補助制度の影響で、中古車 業者への卸売の収益性が低下したが、第3四半期に入り改善していると いう。営業利益は上期の15億8900万円に対し、9-11月期だけで17 億3000万円に達した。

三菱地所(8802):1.2%高の2104円。クレディ・スイス証券が10 日付で、目標株価を2100円から2500円に引き上げ、不動産セクターのト ップピックとして投資判断「アウトパフォーム」を強調した。望月政広 アナリストはリポートで、衆院選挙前後に株価は上昇したが、これはマ クロ、不動産セクターのシステミックリスクの低下によるものに過ぎな いと指摘。株価上昇という宴は継続し、同社はその主役、との認識を示 す。

長谷工コーポレーション(1808):2.4%高の87円。JPモルガン 証券が10日付で、目標株価を80円から120円に引き上げた。投資判断は 「オーバーウエート」を継続。穴井宏和アナリストは、株価上昇への最 大のボトルネックは優先株の存在だが、13年3月期末までに買い戻しに 必要な単独・剰余金350億円が積み上がる可能性が高まった、と11日付 メモで指摘した。業績も回復傾向との見方を示す。

キユーピー(2809):2.2%安の1188円。12年11月期の連結営業利 益は前の期比12%増の234億円だった、と10日発表した。ブルームバー グ・データによるアナリスト6人の予想平均241億円には届かなかっ た。SMBC日興証券の沖平吉康アナリストは11日付メモで、前期決算 と中期計画の第一印象はネガティブと指摘。会社側が決算と同時に公表 した中期経営計画による15年11月期営業利益目標は265億円で、同証予 想275億円を下回る。

ジェイアイエヌ(3046):3.2%高の3075円。パソコン用メガネ好 調などを受け、13年8月期の連結営業利益は従来予想を10億円上回り、 前期比86%増の49億円になる見通し、と10日発表した。期末配当予想も 従来の15円から20円(前期は10円)に引き上げた。併せて、単元株を2 月1日付で1000株から100株に変更することも公表した。

横浜ゴム(5101):1.9%高の634円。10-12月期の連結営業利益は 前年同期比2割増の220億円程度を確保したもよう、と11日付の日本経 済新聞朝刊が報じた。中国や欧州のタイヤ販売が低迷したものの、国内 で利益率の高い冬用タイヤの売れ行きが好調、為替が想定より円安に進 んだことも利益を押し上げたと伝えている。

OSG(6136):6.7%安の1134円。13年11月期の連結営業利益は 前期比8.3%減の128億円になる見通し、と10日発表した。南アジアや中 南米、東欧の自動車産業などの市場に注力するが、欧州の金融危機や為 替の動向など依然として先行き不透明感が払しょくされないとしてい る。同社は、自動車向け精密切削工具などを手掛ける。

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