シャープ株2週間ぶり上昇率、追加融資検討の報道-東京市場

シャープ株が続伸して約2週間ぶり の日中上昇率を記録。業績改善を理由にメーンバンクが、9月の社債償 還に対応して最大2000億円を追加融資する方向で検討に入ったとの報道 を好感した買いが先行している。

株価は一時、前日比12%高の328円まで買われた。日中上昇率とし ては、昨年12月26日の15.4%以来の大きさ。午前11時19分現在は同27円 (9.2%)高の320円で、日経平均構成銘柄での上昇率は首位。

朝日新聞は11日付朝刊で、みずほコーポレート銀行と三菱東京 UFJ銀行が、2013年3月期下期の営業黒字化が見通せるようになった ため9月に最大2000億円の追加融資を検討中と報じた。追加融資が得ら れればシャープは、9月末に償還予定の無担保転換社債型新株予約権付 社債(CB)の返済に充てる意向だ、とも伝えた。

関連して同日付の毎日新聞朝刊は、昨年10-12月期のシャープの営 業損益が約200億円の黒字に転換したと報じた。これを受け同社は「業 績に関する報道は事実ではない」とするコメントを発表した。奥田隆司 シャープ社長は7日、記者団に10-12月期の営業損益が会社計画を上回 ったと述べたが、数字は明らかにしていなかった。

水戸証券の若林恵太アナリストは「追加融資報道が事実であれば良 い循環が生まれていることになりポジティブだ」とコメント。市場で は10-12月期の業績が上期ほど悪くないことがコンセンサスになりつつ あるとも指摘した。

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