ブラード総裁:QEのタイミングと経済基準の関連付けは困難

米セントルイス連銀のブラード総裁 は10日、連邦準備制度による月850億ドル(約7兆5000億円)の債券購 入を失業率やインフレの数値と関連付けるのは難しいかもしれないとの 見解を示した。

フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標をいつまでゼロ近辺に とどめるかについての論争に決着をつけた後、当局者らは米国債と住宅 ローン担保証券(MBS)の購入の終了時期を議論している。昨年12月 の連邦公開市場委員会(FOMC)では、失業率が6.5%を上回り、向 こう1-2年のインフレ率が2.5%以下にとどまると予想される限り、 政策金利を低水準にとどめることで合意した。

ブラード総裁はウィスコンシン州での講演で、「資産購入の時期に ついても数値基準を設けようとするのは困難なことだろう」と指摘し た。

同総裁は講演後、記者団に対し、失業率が年末までに約7%に低下 するとの見通しを先週示したことについて、2009年10月に10%に達して 以来、年平均で0.7ポイント低下している傾向が続くと想定したものだ と説明。このペースが続けば現在7.8%の失業率は年末に7%前後とな り、「来年半ばごろには6.5%まで下がる」と述べた。

ブラード総裁は、米当局の失業率の目安が達成されれば、FOMC は「恐らく金利政策を見直すことになるが、それは正当な理由からだと 私は考える」と述べた。

同総裁は2013年と14年の経済成長率を3.2%と予想。インフレ率は 連邦準備制度が目標とする2%近辺にとどまるとの見通しを示した。ブ ルームバーグがアナリスト96人を対象にまとめた調査の中央値では、13 年は2%、14年は2.8%の成長が予想されている。

ブラード総裁は記者団に対し、連邦準備制度の債券購入は「極めて 積極的な政策だ。政策緩和を約束し過ぎていないか若干心配だ」と語っ た。

原題:Fed’s Bullard Sees Challenge Tying QE to Economic Thresholds (1)(抜粋)

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