経常収支は10カ月ぶりの赤字、額は予想上回る-輸出減で貿易赤字拡大

11月の日本の経常収支は10カ月ぶり の赤字となった。額は市場予想を上回った。欧州や中国向けを中心に輸 出が減少し、貿易収支の赤字幅が拡大したのが主因。海外投資からの収 益を示す所得収支も黒字幅が縮小した。

財務省が11日発表した11月の国際収支状況(速報)によると、海外 とのモノやサービスの取引状況を示す経常収支は2224億円の赤字となっ た。うち貿易収支は8475億円の赤字だった。輸出が前年同月比4.2%減 と6カ月連続して減少したのが響いた。

一方で、所得収支の黒字は同4.9%減の8915億円と、黒字幅が2カ 月ぶりに縮小した。ブルームバーグのエコノミスト調査では、経常収支 の予想中央値は171億円の赤字だった。

みずほ総合研究所の徳田秀信エコノミストは統計発表前のリポート で経常収支の黒字維持を予想したものの、「輸出金額の減少により貿易 赤字が拡大したことから、経常収支黒字は前年比大幅減が続く見込み」 との見方を示していた。

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