米連邦高裁:アルゼンチン債保有者の州裁への照会要求退ける

デフォルト(債務不履行)に陥った アルゼンチン国債をめぐる債務返済訴訟の焦点として浮上している契約 条項の解釈をめぐって、米連邦高裁は10日、ニューヨーク州最高裁に解 釈の判断を求めていた債務再編に応じた債権者らの申し立てを退けた。

マンハッタンにある同高裁が却下したのは、ニューヨーク州法の下 でデフォルト債に適用される平等な扱いに関する条項の解釈について同 州最高裁に判断を求める債券保有者の申し立て。州裁判所に判断を求め れば、訴訟の決着が数カ月遅れる可能性もあったため、原告である、エ リオット・マネジメント傘下のNMLキャピタル・ファンドなどデフォ ルト債の保有者が反対していた。

アルゼンチンは2001年に950億ドル(現在のレートで約8兆4200億 円)の債務がデフォルトに陥った。同国はデフォルト債保有者に対し て、最大75%割り引いた新たな債券との交換を提案。裁判所によると、 デフォルト債保有者の91%強は債務交換に参加した。

連邦高裁は昨年10月26日、債務交換に応じた債券保有者を05年と10 年の2回の再編に参加しなかった債権者よりも優遇することはできない との判断をニューヨーク州の契約法に基づき下していた。

米国の連邦裁判所は、州法に関連した連邦訴訟を判断する際に州上 級審の判断に倣うケースがある。このため債務交換に応じた債券保有者 は債務弁済時にすべての債権者を公平に扱う契約法の妥当性をニューヨ ーク州最高裁が判断する機会が与えられるべきだと、昨年12月に連邦高 裁に申し立てていた。連邦高裁は10日の判断でこれを却下した。

昨年10月の連邦高裁判断では、アルゼンチン政府に対して債務再編 に応じない債権者に13億ドルをエスクロー勘定に支払うよう命じた連邦 地裁の判断のうち一部を同地裁のグリーザ判事に差し戻した。連邦地裁 命令は控訴期間中効力を停止されており、2月27日に連邦高裁で開かれ る口頭弁論で審理される予定。

原題:Argentine Bond Holders Lose Bid to Get State-Court Review (1)(抜粋)

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