カンザスシティー連銀総裁:低金利長期化はインフレ招く恐れ

米カンザスシティー連銀のジョージ 総裁は、金融当局による過去最大規模の景気刺激策は金融不安定化のリ スクをもたらし、インフレ高進を招く恐れがあると述べた。

ジョージ総裁は10日カンザスシティーで講演し、「事実上のゼロ金 利が長期化すれば、この先金融不均衡が生じるリスクが高まり、インフ レ目標の達成を損ねる恐れがある」と述べた。

FRBによる資産購入について同総裁は、債券は最終的に売却する 必要があるため、「米連邦公開市場委員会(FOMC)の出口戦略を複 雑するリスクはほぼ間違いなく高くなる」と指摘した。

同総裁は「他の人たちと同様、私は高い失業率を懸念しているが、 金融政策は失業率を改善することもあり得るが、金融不均衡と不安定を もたらせば失業率を悪化させることも同じようにあり得ると認識してい る」と語った。

また、「極めて長期間にわたる異例の金融緩和はより長期のインフ レ期待の安定にとっても脅威になる恐れがある」と警告した。

米経済については、住宅や自動車産業を含む重要な経済セクターが 改善を示しつつあるとし、「米経済は2013年に2%を若干上回るペース で成長するとともに、失業率も低下が続き、恐らくさらに0.5ポイント 下がるだろう」との見通しを示した。

講演後の質疑応答では、「債券や農業用地、高利回りおよびレバレ ッジドローンといった資産」の価格は「歴史的な高水準にある」とし、 市場の不均衡を示唆している可能性があると語った。

同総裁は29、30両日に開かれるFOMCで投票権を持つ。

原題:Fed’s George Says Low Interest Rates Risk Inflationary Surge (1)

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