UBS元幹部ら:金利操作についての無知は怠慢-責任認める

スイス最大の銀行UBSの投資銀行 部門責任者だったジャーカー・ヨハンソン氏は10日、同行での金利操作 について認識していなかったのは失策であり怠慢だったと認めた。

投資銀部門を2008年3月-09年4月にかけて率いていた同氏は銀行 基準に関する英議会の委員会で、これは「失策だと言える」と語った。 怠慢だと指摘した同委員会のタイリー委員長にも同意した。

ヨハンソン氏の前任だったヒュー・ジェンキンス氏とマルセル・ロ ーナー元最高経営責任者(CEO)は同委員会で、不正について聞いて 驚愕(きょうがく)したと語った。UBSは金利操作問題で各国当局か ら計15億ドル相当の制裁を科された。ヨハンソン、ジェンキンス、ロー ナー3氏と、2010年11月までの1年半に投資銀部門の共同CEOだった アレクサンダー・ウィルモットシットウェル氏はいずれも、金利操作に ついて最近の報道で初めて知ったと述べた。

07年10月まで投資銀CEOだったジェンキンス氏は金利操作を「発 見できなかったことは極めて遺憾だ」とし、「内部告発やシステム内の 抑制と均衡によってこれが明るみに出なかったことは、当行の組織と管 理、企業文化の不備だ」と語った。

UBSがロンドン銀行間取引金利(LIBOR)設定について社内 調査を実施した時期に投資銀責任者だったヨハンソン氏は、その当時調 査について承知していなかったと発言。「当時、投資銀行責任者にとっ てそれが最重要問題だと理解する方法はなかったと思う」と述べた。

同氏とローナー氏はいずれも、08-09年当時の最優先課題はUBS の生き残りだったと強調した。07年7月-09年2月にかけてCEOを務 めたローナー氏は自身の責任を認めた上で、最善を尽くしたと付け加え た。

タイリー委員長は「取締役会の無知の度合いは信じられないほど だ」とコメントした。

原題:Former UBS Investment Bank Head Says He Was Negligent on Libor(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE