英中銀:資産購入枠3750億ポンドで維持-政策金利も据え置き

イングランド銀行(英中央銀行) は10日の金融政策委員会(MPC)で、資産買い取りプログラムの規模 を3750億ポンド(約53兆円)で維持すると決めた。既に講じた融資促進 策が奏功している兆しが見られ、量的緩和(QE)の拡大を見送った。

ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト39人を対象に実施した調 査では、キング総裁ら9人で構成するMPCが資産購入枠を維持すると 全員が予想していた。レポ金利は、過去最低の0.5%に据え置かれた。

5カ月前に導入の銀行に貸し出し拡大を促す「融資のための資金調 達スキーム(FLS)」は信用状況の緩和につながり始めているが、英 経済には依然として、リセッション(景気後退)に再び陥るリスクが残 っている。

IHSグローバル・インサイトのエコノミスト、ハワード・アーチ ャー氏は「大半のMPCメンバーは少なくとも現時点においては、QE 拡大への説得力ある理由はないと確信しているようだ」と述べた。その 上で、「英経済が大幅で持続可能なプラス成長に転じるのは引き続き難 しい公算が大きいことから、イングランド銀は最終的には追加の景気支 援策を講じることになると思う」と付け加えた。

ポンドはドルに対して政策発表後も堅調に推移。ロンドン時間午後 0時9分現在、前日比0.2%高の1ポンド=1.6048ドルで取引されてい る。

この日のMPCの議事録は23日に公表される。8対1で資産購入枠 の維持を決定した昨年12月の会合では、デービッド・マイルズ委員 が250億ポンドの拡大を主張した。

原題: BOE Keeps Stimulus on Hold as Credit Plan Shows Early Result (1)(抜粋)

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