【今日のチャート】西欧の危機、東欧に波及-成長率に影響

欧州では東欧の西欧に対する経済成 長率の上乗せ幅が縮小している。欧州のソブリン債危機が、東欧におけ る与信や貿易に悪影響を及ぼしている。

今日のチャートは、東欧(赤い線)と西欧(青い線)の成長率格差 (黄色い縦棒)が2004年の5.1ポイントから縮小していることを示して いる。同年にはポーランドなどが欧州連合(EU)に加盟。国際通貨基 金(IMF)によれば、この格差は来年2ポイント前後で安定する見込 み。チェコやハンガリーなど東欧諸国の輸出の半分以上は西欧向け。西 欧の銀行の与信不足は東欧にも広がっている。

スタンダード銀行の新興市場担当チーフストラテジスト、ティム・ アッシュ氏(ロンドン在勤)は電子メールで、08年の世界的な金融危機 以前の「平穏な日々に比べると、地域の成長率見通しは全般的に非常に 低いことが特に顕著だ」とコメント。「大幅な成長率低下という新たな 標準と主要な西欧市場における低成長、弱体化した銀行、外国投資の水 準低下、財政再建、必須の構造改革努力に、欧州の新興地域は間違いな く直面している」と指摘した。

原題:East Europe’s GDP Edge on West Wanes in Crisis: Chart of the Day(抜粋)

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