アジアのヘッジファンド、保険加入で欧州に後れ取る-シティ

アジアのヘッジファンド運用会社 は、専門職の不正行為をめぐる訴訟に備える保険の加入で、欧米の運用 会社に後れを取っていることが、米銀シティグループの調べで分かっ た。

シティの調査によると、香港や上海、シンガポール、オーストラリ ア、米国でアジアを専門にしたファンドを運用する47社で、会社役員賠 償責任保険(D&O保険)や専門職業人賠償責任保険(PI保険)など の保険に加入している割合は64%。バロンスミード・パートナーズが昨 年実施した同様の調査によると、欧州のヘッジファンドでは加入率 が80%強だった。

2008年の金融危機で世界的に訴訟が相次いだことに加え、ファンド の役員や投資家の需要に対応するため、アジアのヘッジファンドは保険 での保護改善に取り組みつつある。米ヘッジファンド運用会社のハービ ンジャー・キャピタル・パートナーズやタイガー・アジア・マネジメン トは08年以降、不正行為で当局から訴えを起こされている。

シティのアジアのプライム・ファイナンス事業助言サービス担当バ イスプレジデントのデービッド・スタンブリッジ氏は8日付の電子メー ルで、「アジア太平洋のヘッジファンド運用会社による賠償責任保険へ の加入は、訴訟に関連する個人の賠償について理解が深まっていること が影響している。当局の判断も、運用会社に保険を検討することを促す もう1つの要因だ」と語った。

原題:Asian Hedge Funds Lag in Insurance Protection, Citigroup Says(抜粋)

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