Fリテイリ:通期純利益予想を上方修正-冬物好調、海外も大幅増益

ファーストリテイリングは今期 (2013年8月期)の連結純利益予想を従来の845億円から870億円に上方 修正した。昨年11月以降に気温が低く推移し、国内ユニクロ事業が好調 なほか、海外ユニクロも大幅な伸びを維持していることが要因。

修正値はブルームバーグがまとめたアナリスト20人の予想平均839 億円を上回った。売上高も従来の1兆560億円から1兆690億円に、営業 利益も同1435億円から1475億円にそれぞれ上方修正した。

海外ユニクロ事業は、9-11月期は、売上高が前年同期比51%増、 営業利益が同53%増と大幅な増収増益となった。中国、韓国などアジア での積極的な出店が背景。また、米国のグローバル旗艦店「ニューヨー ク5番街店」の売り上げも順調としている。

国内ユニクロ事業の既存店売上高は、昨年9、10月とも2%強前年 同月を下回って推移したが、11月には前年同月比14%増と大幅に増加。 気温の低下で冬物衣料の販売が好調だった。12月も同4.5%増と2カ月 連続してプラスとなった。

今年度の発熱保温肌着「ヒートテック」の販売は1億3000万枚を計 画。決算資料では9-11月期の販売は順調に推移している、としてい る。

同時に発表した12年9-11月期の連結決算は、純利益が前年同期 比24%増の385億円だった。売上高は同17%増の3181億円、営業利益は 同17%増の566億円となった。

みずほ投信投資顧問の青木隆シニアファンドマネジャーは「海外事 業は中国での不買運動などの影響を受けるのではないかとのコンセンサ スがあったが、思った以上に良かった。もう一段株が買われる可能性も ある」との見方を示した。また、国内事業については、「既存店の状況 からして良いだろうことは想定されていた。しかし気温要因を除いた場 合、本当に回復しているのかは分からない」とし、「品ぞろえは豊富に なってきているので、今後どうなるか注目したい」と述べた。

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