バフェット氏:米銀は経済への脅威でない-過剰資産を解消

米著名投資家ウォーレン・バフェッ ト氏は、米銀は十分に資本を積み増し、もはや経済を脅かす存在ではな くなったとの見解を示した。同氏は一部の米大手銀株への投資運用に携 わる。

米投資・保険会社バークシャー・ハサウェイの会長兼最高経営責任 者(CEO)を務めるバフェット氏は先週の電話インタビューで、「銀 行が米国を厄介な事態に陥れることはない。それは保証する」と発言。 「自己資本比率は極めて高く、バランスシート上の過剰資産は大方解消 された」と説明した。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)やシティグループなど各行は、 金融危機の際に受け取った公的資金の返済を終えた後、資産売却と人員 削減、バランスシートの改善を進めてきた。これも要因となり、金融株 は昨年上昇。それに伴い、バークシャーの持ち株の価値も膨らんだ。

バークシャーは、資産額上位7行のうち少なくとも4行に投資。ウ ェルズ・ファーゴ株140億ドル(約1兆2300億円)相当のほかBOA 株50億ドル相当と、権利行使により50億ドル相当のゴールドマン・サッ クス・グループ株を取得できるワラント、USバンコープ株を保有す る。

バフェット氏は、「米国の銀行システムは最近の記憶にある限り、 最高の状態にある」と述べた。

公的救済から4年、大恐慌以来最も抜本的な金融改革法が成立して 2年半たったが、銀行の元経営幹部や規制当局者は、銀行が経済をシス テミックリスクにさらしているとの認識を依然示している。

原題:Buffett Says Banks Cleared of Excess Risk Pose No Threat to U.S.(抜粋)

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