【個別銘柄】JFE買い、日航は下落転換、マツダ急伸、ABCマ安い

きょうの日本株市場で、株価変動材 料があった銘柄の終値は以下の通り。

JFEホールディングス(5411):前日比5%高の1625円。クレデ ィ・スイス証券が9日付で、目標株価を2400円から2750円に引き上げ た。山田真也アナリストはリポートで、円安ウォン高が著しく進行した ことにより、同社や新日鉄住金(5401)の生産コストは最強ライバルの 韓国ポスコよりも低くなったと考えられる、と指摘した。同証券では、 新日鉄住金の目標株価も260円から300円に上げ。投資判断は両銘柄とも 「アウトパフォーム」で継続した。新日鉄住金株は4.7%高の222円。

日本航空(9201):午後にマイナス転換し、4.1%安の3610円で終 えた。自民党税制調査会の野田毅会長は10日、党本部で記者団に対し、 会社更生法適用企業の法人税を減税している特例措置について、公的資 金を受けて再生した日航の優遇税制となっているとして見直しを検討す る考えを明らかにした、と午前11時半すぎに共同通信が報じた。

マツダ(7261):10%高の195円。メリルリンチ日本証券が投資判 断を「中立」から「買い」に、目標株価を130円から225円に引き上げ た。中西孝樹アナリストは、生産台数増加に沿った利益成長の見通し、 高い為替感応度、景気変動リスクの後退などを勘案、と9日付の英文リ ポートに記述。2013年3月期営業利益予想を230億円から400億円(会社 計画250億円)、来期を450億円から880億円にそれぞれ増額した。

いすゞ自動車(7202):3.8%高の545円。いすゞと米ゼネラル・モ ーターズは、次世代ピックアップ・トラックの共同開発に向けた協議を 開始していくことで合意し覚書を締結した、と10日朝に発表した。

武田薬品工業(4502):2.9%高の4140円。クレディ・スイス証券 が9日付で、投資判断を「中立」から「アウトパフォーム」に、目標株 価を3500円から4700円へ上げた。酒井文義アナリストは、14年3月期以 降のV字的増益転換、高配当利回りが見込まれる大型株としての評価が 高まる、とリポートに記述した。新薬開発パイプラインの充実と大型企 業買収後の業績回復がカタリストで、13年3月期の営業利益予想は1800 億円(会社計画1600億円)、14年3月期は2450億円と算出した。

ユナイテッド(2497):10%高の261円。ディー・エヌ・エー (2432)が10日午後、ユナイテッドと今期中に開始予定の音楽サービス 「Groovy」で業務提携することで合意したと発表した。「Groovy」のア フィリエイトメディアを共同展開するという。DeNA株は1.8%安 の3060円。

コマツ(6301):1.6%高の2294円。ドイツ証券が目標株価を2100 円から2450円に引き上げた。投資判断は「買い」で継続。北浦岳志アナ リストはリポートで、鉱山機械事業を中心に業績への逆風が続いている が、鉱山事業の受注ポートフォリオや資源価格見通しは改善、と指摘。 来期の前提為替レートを1ドル=78円から同87円に、1ユーロ=98円か ら同115円に変更し、来期営業利益予想を2645億円から3082億円(今期 予想比24%増)に増額した。

ヒロセ電機(6806):2%高の1万590円。三菱UFJモルガン・ スタンレー証券が9日付で、目標株価を8900円から1万400円に引き上 げた。投資判断は「中立」を継続。内野晃彦シニアアナリストはリポー トで、業績は産業向け不振をスマホ向けマイクロコネクターの好調で補 い堅調な推移とし、業績予想を上方修正した。今期営業利益予想を205 億円から207億円(会社計画200億円)に、来期を228億円から250億円に 増額。

ジェイテクト(6473):4.1%高の866円。CLSAアジアパシフィ ック・マーケッツが投資判断を「アウトパフォーム」から「買い」に、 目標株価を780円から1000円に引き上げた。アナリストのモルテン・ポ ールセン氏らは、同社の為替感応度の高さ、昨年出遅れた株価、世界的 な競争力を評価する、と9日付英文リポートに記述した。

セイコーホールディングス(8050):7.4%高の232円。投資有価証 券の時価回復により、有価証券評価損の戻入益63億円が発生する、と9 日発表した。業績予想については現在精査中としている。

わらべや日洋(2918):11%安の1508円。13年2月期通期の連結営 業利益予想を46億5000万円から40億円に下方修正すると9日発表した。 前期比では14%増益から一転2.2%減益に落ち込む見通し。売上高が想 定よりも鈍化していることや米価上昇などが響く。同社は調理済米飯や パン、惣菜などを製造し、主にセブン-イレブンへ販売する。

エービーシー・マート(2670):5.3%安の3575円。3-11月期決 算を9日発表。連結営業利益は前年同期比14%増の228億円となった が、9-11月に限れば同0.4%減の60億円とわずかながら減益だった。 SMBC日興証券の金森都アナリストは、9-11月営業益が同証予想 の65億円を下回り、減益となった点はネガティブだが、販管費の期ずれ や一過性のものが主因でニュートラル、10日付メモに記述している。

チヨダ(8185):7.7%高の2280円。3-11月期の連結営業利益は 前年同期比14%増の95億円だったと9日発表した。期末配当予想は従来 の25円から35円に引き上げた。また、発行済み株式総数の0.63%、5億 円を上限とした自社株買い実施方針も公表した。三菱UFJモルガン・ スタンレー証券の小場啓司シニアアナリストは9日付リポートで、第3 四半期決算は順調に推移、などと評価し投資判断「アウトパフォーム」 を継続した。

井筒屋(8260):30円(48%)高の92円とストップ高。第3四半期 までの業績が、減収幅を厳しく見込んでいた当初想定を上回る結果にな ったとし、13年2月期の連結営業利益計画を23億円から27億円に上方修 正すると9日に発表。前期比では、減益率が34%から22%に縮小する。

日本取引所グループ(8697):東証1部市場で4.1%高の4085円。 4日に同市場に重複上場して以来、初めて4000円台で終えた。インドと トルコの証券取引所と提携する、と日経新聞英語版で報じられたほか、 東証1部の売買代金が連日1兆9000億円前後と高水準を維持し、今後の 国際的連携や収益へのプラス寄与を見込む買いが入った。

フェリシモ(3396):3.9%安の1047円。13年2月期の連結営業利 益見通しを9億2100万円から前期比68%減の4億8100万円に下方修正す る、と9日に発表。第3四半期累計期間までに受注、延べ顧客数が計画 比未達、売り上げの減少が見込まれるためという。これまで1株当た り30円を見込んでいた期末配当計画も15円に減らす方針。

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