メガソーラーや公共投資追い風、亜鉛需要6年ぶり高水準へ-三井金属

国内最大手の三井金属は2013年度の 国内の亜鉛地金需要が今年度見込みに比べて約1割増加し、6年ぶりの 高水準に回復すると見込んでいる。太陽光発電パネルの設置増に伴う需 要が生まれているほか、安倍新政権誕生による公共投資拡大が見込まれ ることが追い風となる。

亜鉛事業部の角田賢・副事業部長が9日、ブルームバーグ・ニュー スとのインタビューで述べた。13年度の需要見通しについて「12年度 の50万トンから4万-5万トン増加しそうだ」と指摘。「足元ではメガ ソーラーパネルの需要が出ていることに加えて、政権交代で公共投資や 復興関連需要に期待したい」と語った。

亜鉛は主にさび止め用のめっき鋼板として使用される。再生可能エ ネルギーの固定価格買い取り制度導入に伴い設置が相次ぐ太陽光発電の パネルを支える架台に使われている。このほか自動車向け鋼板や橋、ガ ードレール、屋根などのインフラ関連が主な用途。

国内の亜鉛需要はリーマンショック後の景気低迷の影響で09年度に 大きく落ち込み、その後の回復も鈍かった。54万-55万トンに回復すれ ば、07年度の59万トン以来の高水準となる。

一方、アジア地域の需要も堅調という。ロンドン金属取引所 (LME)指定倉庫の在庫は1年前と比べて5割増と高水準だが、角田 氏は流通市場に出回らず需給はひっ迫気味と指摘。そのためアジア地域 で随意契約で調達する際の割増金(プレミアム)は1年前に比べて約3 割上昇している状況という。

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