鉄鉱石、弱気相場入りの可能性も-在庫補充による上昇終了後

鉄鋼原料の鉄鉱石の価格が1年2カ 月ぶりの高値からさらに上昇すると、ドイツ銀行は予想している。中国 の鉄鋼会社が在庫を補充していることを理由として挙げた。同行は、鉄 鉱石がその後、弱気相場に入る可能性があるとみている。鉄鉱石価格 は2012年10-12月(第4四半期)に四半期ベースとしては過去最大の上 昇率を示した。

ドイツ銀はリポートで、世界最大の輸入国である中国の需要により 鉄鉱石価格が今年1-6月(上期)に1トン当たり170ドルに上昇し、 その後、供給の増加で120ドルを下回る水準に下落するとの見通しを示 した。

スチール・インデックスのデータによると、中国天津港の鉄鉱石 (鉄分62%)の価格は8日、1ドライトン当たり158.50ドルと、11年10 月以来の高値を付けた。170ドルから120ドルに下げれば下落率は29%と なる。これは、弱気相場入りを示すとされる下落率20%を上回る。12 年10-12月には39%上昇した。

ANZ銀行グループのアナリスト、ナタリー・ランポノ氏は9日の インタビューで「鉄鋼会社が投入原価の上昇分をエンドユーザーに十分 に転嫁できず、最近の在庫増に見合うだけの需要がなければ、鉄鉱石価 格は小幅に下落する可能性がある」と指摘。「投入原価の上昇に伴って 若干の下降リスクがありそうだ」と述べた。

原題:Iron Ore Seen Set for Bear Market as Restocking Rally Fades (2)(抜粋)

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