インド製鉄大手、コークス用炭を低価格調達目指す-関係者

タタ・スチールなどインドの大手鉄 鋼メーカーは、コークス用炭を2010年以来の安値で買い付ける方向で交 渉している。事情に詳しい関係者3人が明らかにした。

交渉は継続中だとして関係者が匿名を条件に語ったところによる と、タタやスチール・オーソリティー・オブ・インディア、JSWスチ ールなどはコークス用炭を1トン当たり最低160ドルと、1年前よ り32%低い価格で調達する契約を目指している。インド企業が指標とす る韓国や日本の鉄鋼メーカーも同様の値下げ交渉を行っているという。

世界的な供給増加と欧州での需要減少を背景に価格は低下し、鉄鋼 メーカーの見通し改善につながっている。インドのシン首相は先月、イ ンフラの承認を急ぎ土地購入を容易にする方針を発表。2017年までに道 路や港湾、発電所の建設に1兆ドルを投じることを目指している。

セントラム・ブローキングのアナリスト、アブヒサル・ジェイン氏 は電話インタビューで「インドの主要鉄鋼メーカーの収益上、今四半期 は今年度で最高になる公算が大きい」と指摘。「コークス用炭の値下が りに加えて鉄鋼価格の上昇や、予想される利下げを受けた需要急増の見 通しは全て朗報だ」と述べた。今月に実施が見込まれる利下げにより、 自動車や住宅の販売が増加する可能性がある。

タタとJSWの広報担当者に電子メールで取材を試みたが、現時点 では返答がない。スチール・オーソリティーの広報担当は、契約価格が 確定する前だとしてコメントを控えた。

原題:Indian Steel Revival as Tata Said to Seek Cheapest Coking Coal(抜粋)

--取材協力:Elisabeth Behrmann、Sungwoo Park、菅磨澄.

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