米国株:3日ぶり反発-第4四半期決算めぐり楽観広がる

米株式相場は反発。企業の10-12月 (第4四半期)決算をめぐり楽観的な見方が広がり、3日ぶりに上昇し た。

アルコアは下落。一時は2.5%高を付ける場面もあった。同社が前 日発表した決算では、売上高が市場予想を上回った。ハードディスク装 置(HDD)メーカーのシーゲイト・テクノロジーは上昇。売上高(暫 定値)が従来見通しを上回った。栄養補助食品メーカーのハーバライフ も高い。ダニエル・ローブ氏率いるヘッジファンド運用会社サード・ポ イントは、ハーバライフの株式8.2%を取得した。バンク・オブ・アメ リカ(BOA)は値下がり。クレディ・スイス・グループの投資判断引 き下げに反応した。

S&P500種株価指数は前日比3.87ポイント(0.3%)高 の1461.02。ダウ工業株30種平均は61.66ドル(0.5%)上げて13390.51 ドル。

オークブルック・インベストメンツ(イリノイ州)の共同最高投資 責任者(CIO)として30億ドル相当の資産運用に携わるピーター・ジ ャンコブスキス氏は電話取材で、「アルコアの決算で良いスタートが切 れた」と指摘。その上で、「今後は利益の伸びは若干厳しくなるだろ う。指標となる企業で多少とも好調な決算が出れば、確実に相場の押し 上げ材料となる」と述べた。

ブルームバーグがまとめたデータによれば、S&P500種採用銘柄 の第4四半期の利益は平均で2.9%増加したもようだ。実際にこの増加 率だった場合、四半期ベースでは2009年以降で2番目に低い伸びとな る。

S&P500種の業種別10指数では6指数が上昇。ヘルスケア関連や 産業株の上げが目立った。一方で最も下げたのは電話株と公益株だっ た。ダウ輸送株平均は1%上昇し、2011年7月以来の高水準となった。

ボラティリティ指数

シカゴオプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数 (VIX)は1.4%上昇の13.81。一時13.22と日中ベースでは07年以来 の低水準となる場面もあった。同指数は過去6営業日で40%低下してい る。

ミラー・タバクのチーフテクニカルアナリスト、ジョナサン・クリ ンスキー氏は「投資家はこの低ボラティリティの状況を、ポートフォリ オ保護のための買いの好機と捉えている」と分析した。

ダウ平均の構成銘柄で最初に決算を発表したアルコアは0.2%安 の9.08ドル。中国と米国の需要増などを背景にアルミ価格は上昇基調に ある。アルコアによると、世界のアルミ需要の伸びは13年に7%に加速 する見通し。ムーディーズ・インベスターズ・サービスは先月18日、ア ルコアの格付けを引き下げ方向で見直すと発表しており、アルコアは投 資不適格級への格下げ回避を目指している。

シーゲイト、BOA

シーゲイト・テクノロジーは6.6%高の33.48ドルと、S&P500種 で値上がり率トップ。同社は、12年10-12月(第2四半期)の売上高 (暫定値)が36億ドル以上に増加し、これまでの見通しの35億ドルを上 回ったことを明らかにした。ハーバライフは4.2%高の39.95ドル。

24銘柄で構成するKBW銀行指数は0.7%下落。BOAは4.6%安 の11.43ドルだった。クレディ・スイスはバリュエーションを理由に BOAの投資判断を「アウトパフォーム」から「ニュートラル」に引き 下げた。

原題:U.S. Stocks Advance Amid Optimism About Fourth-Quarter Earnings(抜粋)

--取材協力:Tom Stoukas、Cecile Vannucci、Alexis Xydias、Nikolaj Gammeltoft、Lu Wang.

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