米アップル、今年後半に廉価版iPhone発売へ-関係者

米アップルは同社製スマートフォン (多機能携帯電話)の「iPhone(アイフォーン)」の小型で廉価 なバージョンを早ければ年内に発売する計画だと、事情を知る関係者1 人が語った。開発途上国のユーザー獲得が狙いだ。

計画が非公開であることを理由に同関係者が匿名で語ったところに よると、アップルは少なくとも昨年2月からより廉価なスマホの開発を 手掛けてきており、小売価格99-149ドル(約8600-1万3000円)で早 くとも今年後半に発売する運びとなる見通しという。同社は米国の大手 無線キャリア少なくとも1社と協議している。

また別の関係者によると、アップル幹部は廉価部品を使って低価格 端末を作り、新興諸国の顧客にアピールしたいとの意向を持っていると いう。ハイテク関連調査会社、IDCによると昨年7-9月期のスマホ 出荷台数のうちグーグルのOS「アンドロイド」を搭載したサムスン電 子製端末などが全体の75%を占め、アイフォーンは15%にとどまってい る。廉価版はこの差を縮めるのに役立つことになろう。

アップルの広報担当、ナタリー・ケリス氏はコメントを避けた。テ ィム・クック最高経営責任者(CEO)はこれまで、中国が優先市場だ と述べている。だが、アイフォーンに廉価版を登場させるということは 同社にとって戦略転換となる。これまでは、価格に敏感な顧客には古い バージョンを安く提供することで対応してきたからだ。

関係者によると、廉価版は価格の安い部品を採用し、サイズも現行 モデルより小さくなる可能性がある。アップルはこれまで世界でアイフ ォーンを2700万台余り販売。昨年だけで805億ドルと、同社全体の売上 高の半分以上を占めている。

原題:Apple Said to Develop Cheaper IPhone Model for Late 2013 Debut(抜粋)

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