JPモルガンCEO:「子供じみた振る舞い」と幹部を批判

米銀最大手JPモルガン・チェース のジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO、56)は、チーフ・イ ンベストメント・オフィス(CIO)部門の誤ったデリバティブ(金融 派生商品)取引で生じた62億ドル(約5400億円)余りの損失をめぐっ て、経営幹部の一部が「子供じみた振る舞いをした」と批判した。

ダイモンCEOは8日、JPモルガン主催のサンフランシスコでの 会議で、「彼らは助けるどころか、頭を切り落とされた状態で右往左往 し、『これは私個人にどのような意味を持つだろう。私の評判はどうな るだろう』という有様だった」と発言。「それを個人的に利用できると 考え、策略をめぐらして会社に痛手を与えようとする」者さえいたと語 った。

「ロンドンの鯨」と呼ばれたブルーノ・イクシル元トレーダーがク レジットデリバティブの投資を誤った結果、JPモルガンは同行として は過去最大のトレーディング損失を被り、一時は最大で510億ドルもの 時価総額が失われた。また、連邦・州当局などがCIOの取引に関する 調査を進めている。

ダイモン氏は「人々の善しあしは経験から学ばなければならず、彼 らの正体を知る上でそれは貴重だ」と指摘。一部の人々に「ひどい振る 舞い」があったものの、JPモルガンには現在、「私がこれまで経験し た中で最高の経営陣」がそろっていると強調した。

去りゆく上級幹部

JPモルガンを昨年去った上級幹部には、損失が公表された4日後 に辞職した元CIO部門責任者のイナ・ドルー氏も含まれる。イクシル 元トレーダーがポジションを拡大していた時期にリスク管理責任者を務 めていたバリー・ズーブロー氏も昨年末で退職した。今月8日の発表に よれば、かつてCEO候補に名前が挙がったことがあるジェームズ・ス テーリー氏もヘッジファンドのブルーマウンテン・キャピタル・マネジ メントに移籍する。

原題:Dimon Says Some JPMorgan Execs ‘Acted Like Children’ on Loss(抜粋)

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