米国株:続落、企業の決算シーズン開始を控え-様子見姿勢

米株式相場は続落。企業の決算シー ズンを控え、様子見姿勢が広がった。

「タコ・ベル」や「KFC」を展開するヤム・ブランズが安い。中 国の既存店売上高が予想以上に落ち込んだことが嫌気された。元仕入れ 先に政府の調査が入った影響で需要が落ち込んだ。テレビゲーム小売り 最大手のゲームストップは大幅安。売上高予想の下方修正に反応した。 アルミ生産で米最大手のアルコアは通常取引終了後の時間外取引でニュ ーヨーク時間午後4時29分現在、0.9%高。10-12月(第4四半期)決 算で売上高が市場予想を上回った。

S&P500種株価指数は前日比4.74ポイント(0.3%)安 の1457.15。ダウ工業株30種平均は55.44ドル(0.4%)下げて13328.85 ドル。

ウェルズ・ファーゴ・アドバンテージ・ファンズのチーフ株式スト ラテジスト、ジョン・マンリー氏(ニューヨーク在勤)は電話取材で、 「市場は決算発表を待っている状況だ」とし、「バリュエーション(株 価評価)は過剰な水準からはほど遠い。ただ非常に速いペースで大きく 上昇したため、今は調整段階にある」と分析した。

米国株は先週、13カ月ぶりの大幅高となった。歳出削減と増税が重 なる「財政の崖」の影響を回避する法案を米議会が可決させたことが好 感された。ブルームバーグがまとめたデータによれば、S&P500種採 用銘柄の第4四半期の利益は平均で2.9%増加したもようだ。実際にこ の増加率だった場合、四半期ベースでは2009年以降で2番目に低い伸び となる。

アルコア決算

アルコアは通常取引終了後に0.9%高の9.18ドルを付けた。第4四 半期の売上高は59億ドルと、前年同期の59億9000万ドルから減ったもの の、アナリスト11人の予想平均56億ドルは上回った。電力関連資産の売 却益など一時的な項目を除いた1株当たり利益は6セントで、アナリス ト20人の予想平均と一致した。

ヤム・ブランズは4.2%安の65.04ドル。同社は7日、中国での 「KFC」の売り上げが12月の後半2週間、「鶏肉供給に関する政府調 査に関連した悪評」に「著しい影響」を受けたと説明した。中国での第 4四半期の既存店売上高は6%減と、従来予想の4%減より大幅な落ち 込みとなった。

ゲームストップは6.3%下げて23.19ドル。同社は13年1月通期の既 存店売上高が7.5-9%減少するとの見通しを発表。従来予想は6- 9%減としていた。同社は昨年11月、「テレビゲーム市場の厳しい環 境」を理由に200店舗を閉鎖すると発表している。

ボーイングは続落

ボーイングは2.6%安の74.13ドル。BB&Tキャピタル・マーケッ ツの株式アナリスト、カーター・リーク氏が「買い」の投資判断を「ホ ールド」に引き下げたことに反応した。同社株は前日、ボストンのロー ガン国際空港で日本航空のボーイング「787」(ドリームライナー)の 機体から出火したことを嫌気し、2%下げていた。

一方、種子開発最大手モンサントは2.7%高の98.50ドル。同社の12 年9-11月(第1四半期)決算では、利益がアナリスト予想を上回っ た。中南米と米国でトウモロコシ種子の販売が好調だった。同社は通期 予想を上方修正した。

原題:U.S. Stocks Decline Before Corporate Earnings Season Starts(抜粋)

--取材協力:Namitha Jagadeesh、Corinne Gretler.

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