EURIBOR、設定パネルから金融機関が大量脱退の危機

ユーロ圏の銀行間金利の指標である 欧州銀行間取引金利(EURIBOR)の設定パネルからオランダのラ ボバンク・グループが脱退したことを受け、金融機関の大量脱退が起き る可能性がある。EURIBORを管理する欧州銀行連盟(EBF)が そうした見方を示した。

EURIBOR-EBFのディレクター、セドリック・ケメナー氏 はインタビューで、「ラボバンクの脱退決定を目の当たりにした他の非 常に有力な金融機関は、同じ行動に出るかもしれない」と指摘。ラボバ ンクは「極めて信用力の高い金融機関」であり、EURIBORは「信 頼性を失いかねない」と続けた。

オランダ最大の貯蓄銀行であるラボバンクは今月3日、短期金融市 場の変化を理由にEURIBORの設定パネルから脱退した。同行は、 オランダの銀行としては唯一、ロンドン銀行間取引金利(LIBOR) 操作の疑いで世界規模での調査を受けている。

みずほインターナショナルのアナリスト、ロジャー・フランシス氏 (ロンドン在勤)は「コンプライアンス(法令順守)費用や監視の面 で、EURIBOR設定パネルへの参加に付随した規制負担が増しつつ ある」とした上で、「誤った対応をすれば法的責任も生じる。よって費 用対効果の面から見ると、あまり魅力的ではない」と述べた。

原題:Euribor Facing Bank Exodus After Rabobank’s Departure, EBF Says(抜粋)

--取材協力:Jim Brunsden、Corina Ruhe.

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