グローバル・ストックマーケット・サマリー【アジア・太平洋編】

アジア・オセアニア各株式市場の動 きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式相場は下落。指標のハンセン指数は1年7カ月ぶりの高値 を付けた後、3営業日続落となった。相場過熱の兆候が表れる中、不動 産開発や保険株が売られた。

中国の不動産開発会社、チャイナ・リソーシズランド (華潤置 地、1109 HK)は2.7%安と2週間ぶりの値下がり。中国太平洋保険(集 団、2601 HK)は2.6%下落した。米カーライル・グループが太平洋保険 の残りの保有株を売却したことが響いた。

中国国有の海洋油田会社、中国海洋石油(CNOOC、883 HK)は 続落。中国工商銀行(1398 HK)も下げた。

建設機械メーカーの中連重科(1157 HK)は売買停止となった。香 港紙の明報は、中連重科の会計処理の問題点を指摘した匿名の手紙を受 け取ったと報じた。

ハンセン指数は前日比218.56ポイント(0.9%)安の23111.19で終 了。2011年6月以来の高値に達した後の3営業日で計1.2%下落した。 ハンセン中国企業株(H株)指数は前日比2.2%安の11714.15で引け た。

IGインベストメントのファンドマネジャー、ティム・レオン氏 (香港在勤)は「市場参加者は利益を確定している」と述べた上で、 「特に不動産や保険会社を含む金融関連銘柄に若干の調整が見られる。 最近になって過度に楽観した見方が株価に相当織り込まれていた」と語 った。

【中国株式市況】

中国株式相場は下落。上海総合指数が5営業日ぶりに反落した。バ リュエーション(株価評価)が7カ月ぶりの高水準に達したことで、相 場上昇は行き過ぎとの警戒感が広がった。

保利房地産集団 (600048 CH)と招商局地産(200024 CH)が不動 産株指数の下げを主導。住宅価格上昇が新たな規制につながるとの懸念 が広がった。不動産株指数は昨年の上海市場で最も良好なパフォーマン スだった。中国平安保険(集団、601318 CH)は3.7%値下がり。中国最 大の自動車メーカー、上海汽車集団(SAICモーター、600104 CH) も下げた。

一方、この1カ月間のCSI300指数の上昇に対してアンダーパフ ォームとなっていたヘルスケアや消費関連銘柄は上昇。製薬会社の康美 薬業(600518 CH)や酒造会社の貴州茅台酒(600519 CH)が買われた。

大衆保険の呉侃ファンドマネジャー(上海在勤)は「株式相場が大 きく上昇したことで利益確定が幾分見られる」と説明。「出遅れ組の巻 き返しに伴いセクターローテーションが若干起きている」とも語った。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の両方に連動する 上海総合指数は前日比9.29ポイント(0.4%)安の2276.07で終了。騰落 銘柄比率は下落1に対して上昇は約2。上海、深圳両証取のA株に連動 するCSI300指数は0.4%安の2525.33で引けた。

【インド株式市況】

インド株式相場は上昇。金融銘柄やたばこ最大手のITCが買わ れ、一時の下げを消す展開となった。

ボンベイ証券取引所(BSE)のセンセックス30種指数指数は前日 比51.10ポイント(0.3%)高の19742.52で終了した。一時は0.3%安と なった。

ITCは5営業日ぶりの上昇。住宅金融最大手のハウジング・デベ ロップメント・ファイナンス(HDFC)は2.1%高。インド最大のエ ンジニアリング会社、ラーセン・アンド・トゥブロは4日続落。シティ グループとバークレイズによる投資判断引き下げが嫌気された。

【オーストラリア株式市況】

ASX200指数は前日比27.08ポイント(0.6%)安の4690.25。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前日比13.31ポイント(0.7%)安の1997.94。

【台湾株式市況】

加権指数は前日比33.43ポイント(0.4%)安の7721.66。

【シンガポール株式市況】

ST指数は前日比12.74ポイント(0.4%)安の3205.52。

【マレーシア株式市況】

FTSEブルサ・マレーシアKLCI指数は前日比5.25ポイント (0.3%)安の1688.91。

【タイ株式市況】

SET指数は前日比2.01ポイント(0.1%)高の1417.33。

【インドネシア株式市況】

ジャカルタ総合指数は前日比5.17ポイント(0.1%)高の4397.54。

【フィリピン株式市況】

フィリピン総合指数は前日比3.99ポイント(0.1%)高の6048.90。

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