英バークレイズと仏BNP、ソシエテに恩恵-バーゼル基準緩和

「バーゼル3」の銀行流動性規制の 基準緩和と順守期限の延期が決まったことで、英国とフランス、北欧の 銀行などが最も恩恵を受ける可能性があるとアナリストはみている。

エスピリト・サント・インベストメント・バンクのアナリスト、ア ンドルー・リム氏は7日付の顧客向けのリポートで、質の高い流動性資 産の保有高を積み増してきた英国と北欧の銀行は、それらの資産を売っ て、高利回りの証券と入れ替えることが可能になると分析。英銀2位の バークレイズは、金利負担を約3億ポンド(約423億円)相当節約でき るほか、税引き前利益も4%増えるとの見方を明らかにした。

リム氏は「流動性資産のバッファーを減らし、流動性は比較的低い が高利回りの資産を増やしたり、高くつくホールセールの資金調達を減 らしたりできる銀行が出てくるだろう。これができる主な銀行として、 英銀が挙げられる」と指摘した。

一方、フランスの2大銀行であるBNPパリバとソシエテ・ジェネ ラルは、流動性比率が最も低いホールセール銀行の一つに数えられてい るが、リム氏とシティグループのアナリスト、キナー・ラクハニ氏によ れば、新たな基準は比較的容易に達成できる見通しだ。

ラクハニ氏は顧客向けのリポートで今回の基準修正について、「わ れわれの想定の範囲を超えており、銀行セクターの支援要因になる」と した上で、「ホールセール銀行、特に大手仏銀が目立った恩恵にあずか る」と予想した。

原題:Relaxed Basel Liquidity Rules May Boost U.K., French Lenders (1)(抜粋)

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