サムスン電子:10~12月営業利益、予想上回る-スマホ好調

世界最大のテレビ・携帯電話メーカ ー、韓国のサムスン電子の昨年10-12月(第4四半期)の営業利益はア ナリスト予想を上回った。米アップルの新型スマートフォン(多機能携 帯電話)「iPhone(アイフォーン)5」発売でも、「ギャラクシ ー」の販売は好調を維持した。

同社が8日発表した暫定決算によれば、営業利益は前年同期比89% 増の8兆8000億ウォン(約7240億円)となり、ブルームバーグがまとめ たアナリスト35人の予想平均(8兆5000億ウォン)を上回った。この日 の暫定決算では純利益と部門別の数値を公表していない。

ブルームバーグがアナリスト5人を対象に実施した調査によると、 「ギャラクシーノート2」や「ギャラクシーS3」などの需要が堅調 で、同社モバイル事業の10-12月期利益は倍増したもようだ。昨年9月 に発売されたアイフォーン5は地図ソフトの不具合などが響き予想を下 回る売り上げにとどまっており、明暗が分かれた形になった。

大宇証券のアナリスト、ジェームズ・ソン氏(ソウル在勤)は電話 インタビューで、「サムスンはアイフォーン5の予想を下回る販売の恩 恵を最も受けた」と分析。「アップルやグーグルなどの大手が高性能の 最新機種を投入すると予想される中で、サムスンが今後もスマホ市場で の競争力を維持できるかが最大の課題となるだろう」と指摘した。

大宇の推定によると、10-12月期のスマホ販売台数はサムスンが 約6200万台、アップルが4500万台。

サムスンによれば、月内に発表する監査済み決算の営業利益は、暫 定値から最大で2000億ウォン増減する可能性がある。韓国株式市場でサ ムスンの株価は現地時間午前9時32分(日本時間同じ)現在、前日 比1.2%安の150万2000ウォン。昨年1年間では44%上昇した。アップル 株の昨年の上昇率は31%。

部門別見通し

ブルームバーグの集計データによると、収益の柱である通信部門 の10-12月期営業利益は5兆7200億ウォンに増加したもようだ。売上高 は51%増加の見込み。ディスプレー部門の営業損益も1兆600億ウォン の黒字と、前年同期の2200億ウォンの赤字から改善したと予想される。

半導体部門の営業利益は1兆5200億ウォンと、前年同期の2兆3100 億ウォンを下回ったもよう。

テレビ事業など家電部門の利益は5300億ウォンの見込み。前年同期 は6200億ウォンだった。消費者が音声認識機能が付いたテレビや3D (3次元)対応テレビなど高価格機種の購入を先送りしていることか ら、売上高は横ばいと予想される。

原題:Samsung Profit Beats Estimates as Galaxy Fends Off IPhone 5 (1)(抜粋)

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