米BOA、1兆円の負担でファニーメイと和解-住宅ローン問題

資産規模で米銀2位のバンク・オ ブ・アメリカ(BOA)は、住宅ローンの買い戻しをめぐる問題の多く の部分を解決するため、総額117億ドル(約1兆230億円)を負担するこ とで米ファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)と合意した。

BOAの発表によれば、同行は36億ドルを現金で支払うほか、ファ ニーメイに売却した住宅ローンを67億5000万ドルを投じて買い戻す。ま た、返済が延滞している借り手に対する支援や抵当権の行使に時間がか かり過ぎたことへの手数料として13億ドルを支払う。

BOAは、今回の負担に加えて、監督当局との和解と訴訟費用を含 む25億ドルの経費を計上したにもかかわらず、昨年10-12月(第4四半 期)は「そこそこ」の利益を確保したとしている。BOAによれば、フ ァニーメイとの合意は、支払いのための引当金の積み増しなどを通じ て、第4四半期の利益を約27億ドル押し下げる見通しという。

FBRキャピタル・マーケッツのアナリスト、ポール・ミラー氏 は、BOAは「これで政府支援機関(GSE)の問題と決別できる。こ の問題が何年も続き、最低でもさらに2年はかかるとわれわれは考えて いた」と話す。

ファニーメイやフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)など住宅 ローンの買い手は、BOAが2008年に買収したカントリーワイド・ファ イナンシャルが組成したローンについて、物件と借り手のデータに不備 があったとして補償を求めていた。

今回の合意は、ファニーメイに2000年から08年の間にファニーメイ に売却されたローンの未払い元本3000億ドルが対象となる。

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