電気自動車に最低限の音発生を義務付け-米運輸省が規則案

米運輸省道路交通安全局( NHTSA)は7日、歩行者の安全のため電気自動車とハイブリッド車 (HV)に最低限の音の発生を義務付ける規則案を公表した。

同案は電気自動車とHVに対して、時速18マイル(約29キロメート ル)未満での走行時、特に視覚障害者らの歩行者や自転車に乗っている 人が車の接近に気付くことができる音を出すよう義務付ける内容。同規 制は60日間の意見募集手続きを経て施行される。

自動車価格情報サイト、米トゥルーカー・ドット・コムのアナリス ト、ジェシー・トプラック氏はインタビューで、「この種の死亡・傷害 事故防止で車体に30-35ドルの装置を搭載することに反対するのは難し い」と指摘。「誰もが『プリウス』でひやりとした経験があるはずだ」 と述べた。

NHTSAによると、HVと電気自動車に外部スピーカーを装備す るコストはライトビークル1台当たり約35ドルで、業界全体では年間 約2500万ドル(約21億9000万円)となる見通し。これは米ライトビーク ル販売でHVが占める割合を4.1%と想定している。大型トラックやバ ス、単車の年間コストは約148万ドルの見込み。

NHTSAのストリックランド局長は発表資料で、「われわれの提 案は、歩行者や自転車に乗っている人、視覚障害者が車の接近を認識 し、道を横断できるかどうか正しく判断できるようにするものだが、同 時に自動車メーカーに対し、モデルごとに異なる音を設定する柔軟性を 認める」と説明した。

最低限の音発生義務付けは、米国の視覚障害者団体である全米視覚 障害者連合が強く求めていた。

NHTSAは、時速18マイル以上であれば十分大きな音となるた め、人工的に音を発生させる必要はないと述べた。

原題:Electric Cars in U.S. Must Make Noise Pedestrians Can Hear (2)(抜粋)

--取材協力:John Hughes.

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