欧州株:下落、3年ぶり高バリュエーション警戒-金融株は高い

7日の欧州株式相場は下落。金融株 は総じて高くなったものの、ストックス欧州600指数のバリュエーショ ン(株価評価)は先週末に約3年ぶり高水準に達しており、警戒感から 下げた。

金融株が上げたのは、銀行への新たな流動性規制案について、バー ゼル銀行監督委員会の上位機関である中央銀行総裁・銀行監督当局長官 グループ(GHOS)が内容緩和と施行先延ばしで合意したため。一 方、英航空機エンジンメーカー、ロールス・ロイス・グループは1.5% 安。同社が中国での受注獲得に向けて賄賂を贈ったとの報道が嫌気され た。フランスの自動車メーカー、プジョーシトロエングループ (PSA)は5.6%上昇。同社が恐らく資産売却を開始するとの見方が 手掛かり。

ストックス欧州600指数は前週末比0.4%安の286.63で終了。騰落比 率は約2対3。米議会が財政協議で合意に至ったことを手掛かりに、同 指数は先週に2011年2月以来の高値を付けた。

スイスカント・アセット・マネジメント(チューリヒ)で約526億 スイス・フラン(約5兆円)の資産運用に携わるダニエル・ビヨーク氏 は「銀行セクターにとって再びプラスの材料があり、この動きは投資家 にとって重要な目安となり得る」と述べ、「流動性資産の範囲と時期の 双方において予想以上に緩和された」と付け加えた。

ストックス欧州600指数の構成銘柄の株価収益率(PER)は4日 時点で19.1倍と、2010年3月以来の高水準に達した。ブルームバーグが まとめたデータによると、7日の売買高は過去30日平均を61%上回っ た。

この日の西欧市場では、18カ国中11カ国で主要株価指数が下落し た。

原題:European Stocks Decline on Valuation; Peugeot, Faurecia Advance(抜粋)

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