今日の国内市況(1月7日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株は6日ぶり反落、証券や輸出関連売られる-過熱感と円安一服

東京株式相場は6営業日ぶりに反落。相場連騰による過熱感から目 先の損益確定、持ち高調整の売りが出て、直近の急騰が際立っていた証 券株が業種別の下落率1位だった。円安基調の一服から、自動車や電機 など輸出関連株にも徐々に売り圧力が増し、株価指数を押し下げた。

TOPIXの終値は前週末比7.45ポイント(0.8%)安の881.06、 日経平均株価は同89円10銭(0.8%)安の1万599円1銭。前週末の米国 株式市場でS&P500種株価指数が2007年12月以来の高値を付けた流れ を受け、朝方は続伸して始まったものの、すぐにマイナス圏に転じ、午 後の取引に入って下げ幅を広げた。

セゾン投信運用部の瀬下哲雄ポートフォリオマネジャーは、「株価 は割安だった水準から回復しており、そろそろ調整が意識される時期に きている」と指摘。円高修正を受け、日経平均が1万円台を割り込む展 開はないとみているが、「期待先行は否めず、安心感のある状況ではな い」と話していた。

●債券は反発、国内株反落で先物買いが優勢-増発懸念で超長期債下落

債券相場は反発。朝方は売りが先行したが、株式相場の反落を手掛 かりに先物や中期債などは買いが優勢となった。一方、今後の増発懸念 を背景に超長期債は軟調に推移した

岡三アセットマネジメントの山田聡債券運用部長は、「日銀が一段 と追加緩和に動くとの見方から5年債利回りの0.2%付近では需要が強 い。株高の一服もあって中期ゾーンはしっかり。あすの入札実施を前に して10年債には売りが先行したが、金利上昇圧力は限定的。入札と前後 して一時的に利回り0.85%を上抜いても押し目買いに支えられる」との 見方を示した。

東京先物市場で中心限月の3月物は反発。前週末比7銭安の143 円25銭で始まり、いったん143円23銭まで下落した。その後、日経平均 株価が下げに転じると、水準を切り上げ、一時は143円49銭まで上昇 し、結局は12銭高の143円44銭で引けた。

●ドルが87円台後半に下落、急速な上昇に警戒感-米欧のリスクも

東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=87円台後半に水準 を切り下げた。急速なドル高・円安の進行に対する警戒感が生じやすい 状況の中で、米国の債務上限引き上げ問題に加え、週内には欧州中央銀 行(ECB)の政策決定会合も控え、ドル買い・円売りの動きは限定さ れた。

この日の東京市場では朝方に付けた88円38銭から徐々に円が水準を 切り上げ、午後には87円69銭まで円高が進んだ。午後3時55分現在は87 円76銭前後で推移。前週末の海外市場では一時88円41銭と、2010年7 月15日以来の水準までドル高・円安が進行。ドル・円相場の相対力指数 (RSI、期間14日)は、昨年12月12日以降、ドル買い・円売りの行き 過ぎの目安となる70を上回っている。

IGマーケッツ証券の為替担当アナリスト、石川順一氏は、目先国 内要因で材料不足の面があると言い、「安倍政権への期待先行で行き過 ぎた円安の是正がようやく働いてきている」と説明。また、米国の債務 上限引き上げをめぐる政治的リスクや、欧州のファンダメンタルズ(経 済の基礎的諸条件)など、欧米でリスク要因がくすぶる中、この日の東 京市場では「アジア株の下落に伴うリスク回避的な動きが波及して、円 買いにつながっている」としている。

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