金利低下が米住宅市場支えた時代は終わるのか-MBSに兆候

米国の金利低下が住宅市場の回復を 促し、住宅融資関連の利益を記録的な水準に膨らませた時代が終わりつ つある兆しが、住宅ローン担保証券(MBS)市場で見受けられる。

ファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)保証債(表面利率3%)の相場 は先週、下落。米連邦公開市場委員会(FOMC)が月400億ドル(約 3兆5100億円)相当のMBSを買い入れる計画を発表する前日の昨年9 月12日以来の安値水準となった。

米議会が財政協議をまとめ、FOMCは終了時期を設けていなかっ た資産購入プログラムの年内終了があり得ることを示唆。先月には過去 最低水準となった住宅ローンの借り入れコストだが、ファニーメイ保証 債の値下がりはコスト上昇につながる可能性を示している。

米住宅ローン最大手ウェルズ・ファーゴのシニアエコノミスト、マ ーク・ビトナー氏は「重要な春の販売シーズンに向かう中で、住宅市場 が試されるだろう」と述べる。

住宅ローン金利が急上昇するとは見込まれていないのもの、金利上 昇は5年間の低迷を経てようやく回復してきた米住宅不動産市場に難題 を突き付けるかもしれない。ドイツ銀行によれば、借り入れコスト上昇 はウェルズ・ファーゴやJPモルガン・チェースなどの金融機関に恩恵 をもたらしてきた借り換えを鈍化させ、「雰囲気を壊す」可能性があ る。

原題:Easy Money’s Profit Rescuing U.S. Housing Diminishing: Mortgages(抜粋)

--取材協力:Dakin Campbell、Prashant Gopal、Alexis Leondis.

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